40 TH ページ41
俺が余計なことを
言ったせいで
したせいで
ジミンとジョングクの間に
見えない壁ができていた。
俺がジョングクのことを
好きになったりするから。
消えない想いなら
ずっと封印していればよかったのに。
今はジミンだけだけど
いずれ他のメンバーにも
バレてしまうと
同じような壁が
出来てしまうのが怖かった。
やっとここまできた。
みんなで築き上げてきたのに
辛い思いも沢山しながら
やっとここまできたのに
俺のジョングクへの想いのせいで
メンバー同士の絆が
壊れていくようで怖かった。
ジョングクに
忘れてくれと頼んで以来
俺は宿舎にいることを
避けるようになった。
活動しながら
仲良くなった友達と
飯に行ったり
買い物したり
時には外泊もするようになった。
そんな日が2週間ほど
続いたある日のオフ
出かける用意をしていたら
部屋に来たのは
ナムジュニヒョンとユンギヒョン
変な緊張で
背中がゾクゾクするのを
必死で隠そうと
平静を装った。
RM「また出掛けるの?」
「あー、うん。なに?」
YG「とりあえず座れ」
「時間ない」
YG「いいから座れ」
聞きたくない・・・。
俺の想いは
そんなにいけないことだったのかと
涙が出そうになる。
YG「お前、ジョングクのこと好きか?」
「・・・は?な、なにを・・・」
RM「ジョングクが
お前のこと好きって、知ってた?」
「・・・・・・は?」
YG「正直に言え」
「・・・・・・・・・」
RM「テヒョナ」
「・・・先に・・・・・・好きになった、俺が」
YG「で?」
「で?ってなんだよ、
どうしろって言うんだよ。
忘れるように絶賛努力中だよ!!」
RM「忘れなくていいよ」
YG「お互い好きなら
好きにすればいい」
「・・・・・・どういう・・・こと?」
YG「俺たちが守ってやる」
RM「無理に忘れなくていい」
「・・・ヒョン」
YG「好きなもんは仕方ないだろ」
目の前の2人が
夢のようで
心がフワフワしていた。
忘れなくていいの?
消さなくていいの?
そんな言葉が俺の中で
ふわふわと漂っていた。
229人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さるるん | 作成日時:2021年2月24日 23時