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「ただいまー」
TH「ただいまじゃねぇ」
「起きてたの?ヒョン」
TH「お前がいねーからな」
「ちょっとね」
TH「Aか」
「うん」
TH「写真撮られたりしたらどーすんだよ」
「どーしよっかな」
TH「軽いなぁ・・・( -᷄ ω -᷅ )」
そんなもんだよ、ヒョン。
頭の中じゃ
写真撮られたりしたらマズいことは
よーーーーくわかってる。
でもさ、会いたいんだよ。
しかも別れ話されちゃったし
会いに行かなきゃ
終わってたかもしんないじゃん。
そんなのやだし。
「腹減った。なんかある?」
TH「知らね。俺は寝る」
「おやすみー」
ヒョン達に彼女はいない。
今は。
メンバーの中で
俺だけだ。
現在進行形なのは。
アイドルらしく
彼女はペンの皆さんです!!
って思ってはいるけど
やっぱりね
現実的にそういう訳には
いかないもんだ。
だって俺は
24時間365日
アイドルやってるわけじゃないからね。
ただのチョン・ジョングクに戻った時
隣にはペンじゃなくて
Aにいてほしいんだ。
キッチンを漁ったけど
食い物が何も無くて
仕方なく水のペットボトルを手に
自分の寝室に入った。
1口、冷たい水を流し込むと
Aからの“おやすみ”に気が付いて
“俺の夢見ろよ”と返信した。
「俺も寝よ」
余裕ぶってAに会いに行ったようだけど
本当は内心泣きそうだった。
きっと大丈夫。
きっと大丈夫。
そうやって俺自身に
言い聞かせながら
Aのマンションに
向かった。
手放す気はない。
俺にとって
Aは
ものすごく大切な存在だから。
翌朝、アラームより先に起きた俺は
Aにメッセージを送った。
“おはよう。俺の夢見た?”
A “夢見てない。爆睡”
可愛さの欠片もねーな。
そこは嘘でも
見たって言えよー。
そんなことを
ニヤニヤしながら突っ込みつつ
いつもの一日が始まった。
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作者名:さるるん | 作成日時:2021年2月24日 23時