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行きたくない・・・。
もしかしたら
また今日も迎えに来るかも
そう思うと行きたくなかった。
“コンコン”
YG「どした?調子悪い?」
「いや・・・大丈夫」
YG「用意しろよー」
「うん」
なんとか起き上がって
ベッドに腰掛けると
足に肘をついて
顔を前に倒すと項垂れた。
俺に見向きもしなかった。
なんの躊躇いもなく
俺がいるとわかってて
部屋に入ってきた。
俺は・・・。
こんなにも苦しんでるのに。
?「ジョングガ〜〜」
「・・・おはよ。ヒョン」
TH「大丈夫か?」
「まぁね」
TH「笑え」
「笑えないよ」
TH「笑えよ」
「ほっといてよ」
TH「やだね」
いたずらっ子みたいに
笑ったブイヒョンが
座っている俺の首に腕をかけて
ベッドに押し倒された。
「なに」
TH「ジョングガ」
「だからなに」
TH「お前が辛いと俺も辛い」
「はぁ?」
TH「だから笑え」
「・・・・・・ヒョン?」
ガバッと起き上がったヒョンに
デコピンされた。
“パチンッ”
「いてっっ」
TH「行くぞ」
びっくりした。
泣いてるのかと思った。
ブイヒョンは
優しいから。
さてと・・・。
行くか。
ヒョン達を悲しませたくはない
俺は無理やりスイッチをONにして
ベッドから離れて
洗面所に向かった。
慌ただしくメンバーが準備していて
その流れにただ身を任せた。
心がどこかに
置き去りにされているようだったけど
気が付かない振りをした。
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作者名:さるるん | 作成日時:2021年2月24日 23時