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A「･･････ジョングク」
「もぉ、どこ行ってたんだよ〜」
A「ごめんね」
「マジ傷ついたんだぞ」
A「･･････ごめんなさい」
少しの間、抱きしめて
ゆっくり離すと
顔を隠したA。
「顔見せろよ」
A「ダメ、酷い顔になってるもん」
「いいから〜」
両腕で覆い隠していた
その腕に手を掛けて
力を込めると
待ち望んだ顔が
そこにあって、俺も泣きそうだった。
「ほんと、ひでぇな」
A「だから言ったじゃん!!」
「でも、可愛い」
A「･･････もぅ･･･やだ」
「やだとか言うな」
A「･･････会いたかった」
「知ってる」
A「声だけでも聞きたくて
何度も電話しようとしたんだけど
できなかった」
「わかってる」
A「忘れられなくて」
「だろうね」
A「ジョングクが消えてくれなくて」
「よかった」
A「ごめんね」
「大好きだよ、A」
やっと目が合った。
気持ちが繋がった。
頬の涙を袖で拭いてあげると
もう一度抱き締めた。
「生き返ったぜ」
何がどうしてそんなに好きなんだと
誰かに聞かれても
絶対に答えられない。
だってわかんないから。
ただ、Aが好きで
顔を見ていたくて
声を聞きたくて
手を繋いでいたくて
抱き締めたい。
Aの涙が引っ込むのを待って
手を繋いでAと
練習室に向かった。
A「いいの？」
「いーよ。ブイヒョンと
ジミニヒョンだけしかいないから」
A「忙しくないの？」
「今日はね」
A「でも」
「大丈夫、大丈夫」
繋いだ手をブンブン振りながら
痛いと言いながら
隣で笑ってるAが
本当に、本当に
愛しくてたまらない。
TH「お、お揃いで」
JM「久しぶり」
A「お･･･お邪魔します」
「お邪魔しますだって」
TH「ご機嫌だな」
「あったり前じゃん!!」
JM「俺らになんか奢れよな」
「なんで？」
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作者名：さるるん
| 作成日時：2021年2月24日 23時
