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JM「新しい家の引越しっていつ?」
「今日って聞いた」
JIN「事務所か・・・」
JM「話には聞いた事あるけど
まさか身内にこんなことが起こるなんて」
「なに?どういうこと?」
SG「消えたんじゃない
消されたのかも?Aは・・・」
「は?」
SG「お前と付き合ったせいで」
「・・・・・・・・・」
胸が・・・痛い。
俺、死ぬのかなってくらい
胸が痛むほど
心臓の鼓動が激しくなった。
ハァッ・・・ハァッ・・・。
JIN「ジョングガ、落ち着け」
「ハァッ・・・・・・ハァッ・・・」
JIN「おい・・・大丈夫かよ」
「だって・・・・・・ヒョン・・・・・・・・・」
事態をまだ完全に把握できてない。
でも、Aには
二度と会えない気がして
落ち着くことが出来なかった。
なにをどう考えたらいいか
わからなかった。
MG「おはよーさーん」
JIN「ヒョン!!」
MG「え?なに?」
JM「Aの引越し先どこ?」
MG「は?知らねーよ」
「え?だって・・・」
MG「なんかあった?どうした?」
JM「Aちゃんが消えた」
少し考え込んだマネヒョンは
小さくそういう事かと呟いて
ゆっくり説明してくれた。
引越し先は自分で手配するから
手続きが終わるまで
ホテルに泊まらせて欲しいと頼まれた。
地方に引っ越したいから
そういう不動産屋を教えて欲しいと
これも頼まれた。
俺に頼まれて
スマホを用意したけど
一時的なものでいいと
これも頼まれた。
要するに最初から
Aは俺の前から
消える気だったんだ。
なるほどね。
事態の把握、完了。
「顔洗ってくる」
JIN「大丈夫か?」
「うん。へーき」
ちゃんと笑えていたかは
わからない。
でも、なんとか
ヒョン達に笑顔を向けて
返事をしたつもりだった。
「キッついな・・・」
1人になって
そう呟くと
次から次に涙が溢れて
自分では止められなかった。
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作者名:さるるん | 作成日時:2021年2月24日 23時