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「ジョングガ」
JK『んー?』
「聞いてる?」
JK『聞いてるよ〜ん』
「もう別れよ」
JK『んー』
「やっぱり聞いてない」
JK『どした?』
「・・・・・・バイバイ」
JK『は?』
私が聞いた
ジョングクの最後の言葉は
怒ってるのか、戸惑っているのか
よく分からない『は?』という
短い短い言葉だった。
仲良しのヒョンジュオンニが
専属のダンサーをしているBTS。
そのメンバーのジョングク。
オンニが怪我をして
3ヶ月だけ代役として
コンサートに参加した。
HJ「お疲れ様でーす」
JM「うおっ!!ヒョンジュヌナ!!
足どーしたのー?」
HJ「ちょっとコケちゃって」
JH「大丈夫?」
HJ「大事ではないんだけど、
今度のコンサートは無理なんだぁ」
JIN「マジか」
HJ「代役頼んだから」
JK「もしかして・・・その子?」
HJ「可愛いでしょ?虐めないでね」
毎日の練習とリハーサル
そうやって時間を共にしているうちに
歳の近いジョングクと仲良くなった。
3ヶ月の代役期間が終わる頃
ジョングクから付き合おうと言われて
年下だけど1つだけだし
という軽いノリで付き合った。
あれから半年。
彼は私が別れを告げたことに
気がついているだろうか。
別れたのに
涙も出なくて
普通にシャワーを浴びて
ベッドに潜り込んだ。
この半年は
本当に楽しかった。
嫌な思いなんて
1度もしなかったし。
会える時は毎日でも会えたし
会えなくても
毎日電話をくれた。
私はジョングクに
大切にされていた。
でも・・・彼は浮気した。
ヒョンジュオンニが教えてくれた。
同じチームの子が
ジョングクと寝たって
自慢してるらしい。
本人に確認しようとしたけど
私にはそれすら出来なかった。
だって彼は
BTSのチョン・ジョングクだから。
付き合えたことだって
奇跡のような出来事よ。
その上、私一筋じゃなきゃ嫌なんて
言えるわけない。
我慢することもできたけど
知ってることを
知らないことにすることもできたけど
それも出来なかった。
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作者名:さるるん | 作成日時:2021年2月24日 23時