story 104 ページ6
私の個人オフィスは
ザワザワしている
営業部の中心にあった。
ガラス張りの壁。
外を通る誰かが
視線を送ってくる。
“コンコン”
「ジミン」
JM「緊張してる？」
「みんなに見られてる気がして･･･」
JM「こうするんだよ」
ジミンはデスクの上にあった
小さなリモコンを手に取ると
ガラスの壁に向かって
“ピッ”とスイッチを押した。
全面、くもりガラスに･･･なった。
「なにこれ？」
JM「こーゆーやつ」
「やだ、すごーーい」
JM「マーケティング部には
こんな部屋なかったもんね」
「感動した」
JM「･･････テテと話した？」
「･･････少し」
JM「この1年、アイツも苦しんだんだよ」
そんなのわかってる。
苦しめた張本人だもの。
JM「仕事ばっかりしてたよ。
女の子から言い寄られたりもあったけど
一切、手は出してないよ」
「そう」
JM「グクも元気だよ」
「･････････」
JM「実家の会社で頑張ってて
財閥になりそうな勢いだよ」
「･･････そっか」
グクからも
日本にいる間に
何度か電話をもらった。
「半年前に1度、会ったの」
JM「グクに？」
「日本に来てて
ほんの少しだけ」
JM「そっか」
日本にいるから
会って欲しいとメッセージが来て
会いに行った。
細身のグレーのスーツを
カッコよく着こなして
グクは私を見て
笑ってた。
JK「俺には手に負えなかった
でもテヒョニヒョンならきっと
ヌナのこと包んでくれるよ」
そう言って
会ってから15分も経たないうちに
グクは約束したカフェから
去っていった。
私が誰かを好きになると
必ず誰かを傷付ける。
グクの想いも
テテの想いも
理解はできても
受け入れることは出来ない。
「ジミン、ありがと」
JM「部長のとこ行かなきゃね」
「そうね」
JM「先輩」
「ん？」
JM「あらためて･･･おかえり。
嬉しいよ。また会えて、心からね」
みんなが歓迎してくれたら
してくれる程
悲しくなるのはなんでだろう･･･。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 391人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さるるん(プロフ) - remonedo0130さん» ありがとうございます!!途中グダグダでイライラしたでしょ？こんな駄作に大好きなんて言ってもらえてさるるんは幸せです!!次の作品も是非よろしくお願いします!! (2020年1月11日 23時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
remonedo0130(プロフ) - 更新ありがとうございます(*^^*)こちらのお話、私は大好きでした。また番外編気が向けば書いてくださいね。お疲れ様でした。次のお話も楽しみに待ってます。 (2020年1月11日 21時) (レス) id: e8e3ac6beb (このIDを非表示/違反報告)
remonedo0130(プロフ) - さるるん様 (2020年1月11日 21時) (レス) id: e8e3ac6beb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さるるん
| 作成日時：2019年12月12日 22時
