story 133 TH ページ35
グクに肩を抱かれて
去っていくAを
追いかけることはしなかった。
全部、俺が悪い。
家に帰る気にならず
会社で一晩中
Aの面影を探していた。
「テテ、お昼何にする?」
「テテ、ジミン知らない?」
「ここで寝ちゃダメだよぉテテ」
頭の中でAが笑ってる。
A・・・。
?「テテ?」
「A?」
?「俺」
「ジミナ。・・・・・・もう朝?」
JM「うん。ずっと居たの」
「・・・・・・うん」
JM「じゃあ知らないか」
「何?」
JM「廊下に辞令が出てる」
「・・・・・・まさか?」
JM「一身上の都合で退職って」
「・・・・・・・・・・・・」
言葉を失った。
頭の中が真っ白になった。
これからは上司と部下だって
言ってたのに・・・。
“バァンッッ!!”
JM「うわっ!! え? グク?」
JK「立てよ」
「・・・・・・グク」
JM「なに?どうした?」
JK「殴らないと気が済まないんだよっ!!」
「・・・・・・・・・」
JM「グク・・・落ち着けって!!」
JK「知ってたのか?」
「・・・・・・なにをだよ」
JK「知ってて止めなかったのかよっっ!!」
胸倉を掴まれて
無理矢理立たされていた俺は
グクの怒りの原因が
わかってしまって
泣くしかなかった。
JK「泣くなよっ!! お前のせいだろ?」
JM「・・・テテ」
「・・・・・・グク・・・・ごめん・・・俺・・・」
JK「俺に謝るなっっ!!!!」
「・・・グク・・・・・Aを・・・連れて行くな」
JK「はぁぁ?」
「・・・・・・・・・Aは?なぁ・・・・・・グク・・・」
JK「・・・・・・・・・ヒョン。
今朝・・・マンションに行ったら
・・・・・・・・・・・・もぬけの殻だった」
「・・・・・・・・・ゥッ・・・・・・ウウッ・・・」
いなくなった。
今度は本気だ。
二度と会えないんだきっと。
俺・・・・・・生きていけるかな・・・。
JM「先輩が消えたの?」
JK「・・・・・・そうみたいだね」
JM「・・・・・・テテ、大丈夫?」
何とか力を振り絞って
胸ぐらのグクの手を振りほどくと
会社を後にした。
世の中は忙しい朝で
出勤途中のサラリーマン達が
忙しなく足を動かして
我先にと会社に向かってる。
俺は・・・・・・。
時が止まったかのように
道端のベンチに座って
人混みの中に
Aがいないかと
探していた。
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さるるん(プロフ) - remonedo0130さん» ありがとうございます!!途中グダグダでイライラしたでしょ?こんな駄作に大好きなんて言ってもらえてさるるんは幸せです!!次の作品も是非よろしくお願いします!! (2020年1月11日 23時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
remonedo0130(プロフ) - 更新ありがとうございます(*^^*)こちらのお話、私は大好きでした。また番外編気が向けば書いてくださいね。お疲れ様でした。次のお話も楽しみに待ってます。 (2020年1月11日 21時) (レス) id: e8e3ac6beb (このIDを非表示/違反報告)
remonedo0130(プロフ) - さるるん様 (2020年1月11日 21時) (レス) id: e8e3ac6beb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さるるん | 作成日時:2019年12月12日 22時