story 131 TH ページ33
浮気を暴露して1週間。
Aは出勤はしているものの
企画部に入り浸っていて
顔を合わさないようにしていた。
ズルズルと時間が経ち
嫌な予感しかしない。
1週間経ってやっと
連絡がついて
仕事終わりにAのオフィスで
待っていた。
A「ごめんね。待ったでしょ」
「･･････いや」
なんだ？
なんでこんなに明るいんだ？
A「なぁに？話って」
「･････････」
A「なによ」
言葉が･･･出て来ない･･･。
A「じゃあ私から話そうか」
「ん？」
A「浮気･･･したの？」
「････････････うん」
A「あの子を･･･抱いたの？」
「･･････あの子？」
A「居酒屋で見たの。
家にも居たでしょ？
まだ帰ってないって言われたよ」
「･････････ごめん」
何もかも知っていたんだ。
謝らなきゃ。
「ごめん。ほんとにごめん」
A「いいよ」
「え？」
A「謝らなくていいよ」
「･･････どういう･･･」
A「許す必要がないから」
「･････････え？」
嫌な予感は
いつも、いつも
あたるもんだ･･･。
A「別れようね。私達」
「A？」
A「これからは上司と部下」
「A」
A「呼び捨てもダメだよ」
「･･････そんな悲しいこと･･･言うなよ」
A「･････････」
「頼むよ･･････別れるなんて･･･」
A「･････････」
「A･･････愛してるよ･･･
あの時俺･･･どうかしてたんだよ･･･な？」
訴えてる俺に
Aは天使のような
あの笑みを浮かべて
「あんまり泣かないでね」と
優しい口調でそう言った。
立ち上がって
捕まえればいいのに
足はそれを断固として拒否した。
捨てられた。
いや･･･俺が捨てたのか？
こんな終わり方
想像もしなかった。
ってか･･･終わらせていいのか？
Aが部屋を出て数十秒
だったと思う。
階段を駆け下りた。
このまま終わらせるわけには
いかないんだ。
でも･･･必死で追い付いて
確認したAの背中は
グクの腕の中にあった･･･。
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さるるん(プロフ) - remonedo0130さん» ありがとうございます!!途中グダグダでイライラしたでしょ？こんな駄作に大好きなんて言ってもらえてさるるんは幸せです!!次の作品も是非よろしくお願いします!! (2020年1月11日 23時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
remonedo0130(プロフ) - 更新ありがとうございます(*^^*)こちらのお話、私は大好きでした。また番外編気が向けば書いてくださいね。お疲れ様でした。次のお話も楽しみに待ってます。 (2020年1月11日 21時) (レス) id: e8e3ac6beb (このIDを非表示/違反報告)
remonedo0130(プロフ) - さるるん様 (2020年1月11日 21時) (レス) id: e8e3ac6beb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2019年12月12日 22時
