社内恋愛 BTS編 3rd

story 126 JM ページ28

ここ数日。







様子が変だ。







昼になれば
必ず帰って来ていたテテが
帰って来ない。








先輩も企画部に行きっぱなしで
戻って来ない。








何かが･･･変だ。








夕方、仕事を終えて
帰ろうとしたけど
テテの戻りを待った。








先輩は気が付いたら
いなくなってて
帰ったみたいだった。








TH「あれ、まだいたの？」

「待ってたんだよ」

TH「俺？なに？」

「なに？じゃないだろ」

TH「は？」

「喧嘩したの？」

TH「あぁ･･････Aか」

「なにそれ？」

TH「喧嘩もさしてもらえねーの」

「どういう･･････」

TH「･･････浮気した」

「は？」

？「やっぱりね」

TH「Aっっ!!」
「先輩っ!!」

TH「帰ったんじゃ･･････」

A「いちゃ悪い？」

「先輩、冗談だよ、冗談」

A「･･････お疲れ様」

TH「え？」







思いがけず
俺のせいでバレてしまって
ばつが悪い。








テテは椅子に座って
頭抱えてるし･･･。








どうしたものかな。








まぁでも浮気したのは
俺のせいじゃないしね。








「バカじゃねーの」

TH「そうだな」

「帰る」

TH「おー」

「･･････なんで？」

TH「お前が帰るって言ったんじゃん」

「いや、そうじゃなくて
なんで浮気なんかしたんだよ」

TH「･････････」

「テテ」

TH「酔って」

「間違いなく、やったの？」

TH「･･････うん」

「グクに取られてしまえっ!!バカっ!!」








先輩は･･･大丈夫かな･･･。








まだ間に合うと思って
先輩の後を追い掛けた。








バス停の椅子に座り
ボーッとしている
綺麗なお姉さん発見。








近くにいた
サラリーマン2人組が
声を掛けようとしてる。








「先輩」

A「･･･ジミン」

「大丈夫？」

A「大丈夫･･････多分」

「コーヒーでも飲もうか」







立ち上がると
続いて立ち上がった先輩。








久しぶりに近くで見たけど
やっぱり綺麗で
思わず抱き締めそうになった。









俺もまだまだ･･･だな。

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