story 107 TH ページ9
Aのオフィス。
ノックしたけど
聞こえてこない返事。
くもりガラスで
中の様子は分からないけど
まだ明かりがついていて
ゆっくり扉を押した。
「なんだいるじゃん」
小さく呟くように言うと
まだ俺の存在に
気付いていないAの
目の前のテーブルセットに
腰を落とした。
集中し出すと
1時間は俺の存在に気付かない。
でもいつから集中してるんだ？
テーブルに片肘を付くと
手のひらに顎を乗せて
Aをなんとなく眺める。
この瞬間が･･･俺は嫌いだ。
Aの世界に
俺はいないと
思い知らされているようで。
急に泣きそうになって
顔をテーブルに伏せた。
お。気付いたな。
近付いてくるA
そして空気が動いて
Aが俺に触れようとしてると
教えてくれた。
「触んな」
A「･･････ごめん」
「嘘」
膝の上に乗せたAは
緊張しているように見えた。
何を言っても
何をしても
俺を受け入れようとしない。
わざとじゃないけど
男泣きしたのに
それでも尚、Aは
俺を突き放す。
仕方なく部屋を出たけど
なんとなくドアの前に立っていたら
みんな帰って静かなオフィス
Aの鼻を啜る音が
耳に届いた。
なんで泣くんだよ･･･。
俺はどうすればいい？
A･･･教えてくれよ･･･。
？「テテ？」
「おー、ジミナ」
JM「なにやってんの？」
「Aを襲おうと思って」
JM「は？」
「冗談だよ」
JM「当たり前じゃん!!」
「泣いてんだ。慰めてやれ」
JM「やっぱ何かしたの？」
「･･････ﾊﾊｯ。したのかもな」
ジミンに任せて
俺は会社を後にした。
もう･･･諦めようかな。
何度も思ったけど
諦めきれなくて
ここまで来た。
でも、もう
俺の心は耐えられない。
その証拠に
男泣きだもんな。
？「テヒョン？」
「お。久しぶり」
ここに来て
元カノかよ･･･。
元カノなら話を聞いてくれるかな。
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さるるん(プロフ) - remonedo0130さん» ありがとうございます!!途中グダグダでイライラしたでしょ？こんな駄作に大好きなんて言ってもらえてさるるんは幸せです!!次の作品も是非よろしくお願いします!! (2020年1月11日 23時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
remonedo0130(プロフ) - 更新ありがとうございます(*^^*)こちらのお話、私は大好きでした。また番外編気が向けば書いてくださいね。お疲れ様でした。次のお話も楽しみに待ってます。 (2020年1月11日 21時) (レス) id: e8e3ac6beb (このIDを非表示/違反報告)
remonedo0130(プロフ) - さるるん様 (2020年1月11日 21時) (レス) id: e8e3ac6beb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2019年12月12日 22時
