story 70 TH ページ21
怒って焼肉屋を後にしたものの
気になってAのマンションで
待っていた。
何故かグクと共に
帰ってきたA。
なんで抱き締められてんの？
もういいやと、思えた。
愛することにも
愛されることにも
自信が無いと言っていた
Aの愛が
どう見てもグクに向いている気がして
急にどうでも良くなった。
自分の部屋に帰り着いて
シャワーを浴びると
濡れた髪のままベッドに入り
眠りについた。
深夜、着信を知らせたスマホ。
画面を寝ぼけながら確認すると
Aだった。
まだなにか話す必要があるか？
スマホは持ち上げたものの
出ようともせず
サイドテーブルに
伏せて置いた。
「くそっ。目が覚めた」
なにか飲もうと
起き上がり
冷蔵庫に向かって
炭酸水のペットボトルを
取り出すと窓際に立った。
3階の俺の部屋。
目線を下ろすと
Aらしき女の姿が目に入った。
まさか･･･な。
急いで置きっぱなしにした
スマホを取りに寝室に戻った。
届いていたAからのメッセージ。
“テテ、起きてる？”
“起きたらでいいから連絡して”
“起きるまで待ってる”
もう2時間も前のメッセージ。
何考えんだ･･･まったく。
「なんだよ」
A『少し話せないかな』
「何時だと思ってんの？」
A『ごめん』
「今どこ？」
A『明日でいいよ。ごめんね』
「どこ？」
A『部屋の前』
「ったく･･･1004」
暗証番号を押して
入ってきたA。
今にも泣きそうな顔しやがって。
俺の方が泣きそうだっつーの。
「いつから居た」
A「わかんない」
「グクは？」
A「帰った」
俺は飲まないコーヒー。
いつかAが来たらと
常に新しい物を置いてある。
「夜中だけど、コーヒー飲むか？」
A「ん。ありがと」
リビングの入口に
突っ立ったままのAに
座るよう声を掛けると
コーヒーを淹れに
キッチンに向かった。
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さるるん(プロフ) - BeBeさん» ありがとうございます!!ちょっとドロドロになりますがお付き合いくださいね!! (2019年12月7日 21時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
BeBe(プロフ) - 凄く、凄くテヒョンの性格が大好きです!!!!グクの子供っぽい所も!!更新楽しみにしています(^-^) (2019年12月7日 13時) (レス) id: eeaa1b2b6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2019年11月17日 1時
