story 51 TH ページ2
一度、噛み合わなくなった
歯車は、どんどん
噛み合わなくなっていく。
“会いたい”とメッセージを送ったのに
既読にすらならなかった。
Aの考えが読めなくて
見えなくて
イライラしながら
大田支店に向かった。
企画会議の間も
Aが気になって、気になって
仕方がなかったのに
Aは顔色ひとつ
変えなかった。
で、企画会議が終わって
話をしようと呼び止めたのに
一瞬、俺の声に
反応したように見えたのに
行ってしまって
更に見てしまったキスシーン。
タイムマシーン
ないかな･･･。
戻れるなら
あの時に戻りたい。
あの時、Aが
全てをさらけ出してくれた
あの時に･･･。
JK「あ、ヒョン!!」
A「･･････え･･･テテ」
「お、おう」
JK「あの企画、頑張ったんだよ!!」
「みたいだな。お疲れ」
JK「ヒョンは、この案件が終わるまで
コッチにいるの？」
「まぁ、その予定」
JK「ふーん」
「なんだよ」
JK「別に」
グクの態度が
俺に喧嘩を売っているようで
嫌だった。
Aと手、繋いでるし。
もう･･････。
いいや。
Aがグクを選んだなら
俺には為す術もない。
男らしく
受け入れて
身を引くしかない。
くそぉ･･･なんでこの仕事
引き受けたりしたんだよ･･･。
JK「ヒョン？」
「ん？え？なんか言った？」
A「紹介･･･するね」
「あー、うん」
A「ユンギとナムジュンね」
「よろしくお願いします。
本社から来ました、キム・テヒョンです」
YG「よろしくお願いします」
RM「よろしく」
A「2人とも新入社員だけど
社会人としては先輩だから」
「頼りにしてます」
挨拶を済ませると
明日からの日程を説明して
俺は会社を後に
泊まるホテルに向かおうとした。
車の前で待っていたのは
Aであってほしかったのに
グクだった。
「なに？」
JK「ヒョン」
「だから、なに？」
JK「辛くない？」
「は？」
JK「俺と一緒にいるヌナを見てて」
「ほっとけよ」
JK「横取りしないでね」
「横取りって･･････」
JK「あぁ･･･横取りしたのは俺か!!」
「お前･･･」
思わず胸ぐらを掴んだ。
整った顔で
嫌味な笑顔を浮かべたグクを
本気で殴りそうだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 330人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さるるん(プロフ) - BeBeさん» ありがとうございます!!ちょっとドロドロになりますがお付き合いくださいね!! (2019年12月7日 21時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
BeBe(プロフ) - 凄く、凄くテヒョンの性格が大好きです!!!!グクの子供っぽい所も!!更新楽しみにしています(^-^) (2019年12月7日 13時) (レス) id: eeaa1b2b6c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さるるん
| 作成日時：2019年11月17日 1時
