story 9 ページ9
ランチを終えて会社の前。
同じ会社の社員証を
首からぶら下げた
知らない女子社員3人に
何故か囲まれている私。
女1「Aさん」
「はい」
女1「テヒョン君とジミン君
どちらかと付き合っているんですか?」
「え?・・・いいえ」
女2「紹介してください!!」
「は?」
まぁ・・・週1ペースで
同じような事で
声を掛けられる。
「彼ら、気さくなので
直接話しかけてやって下さい」
女3「紹介してもらえませんか?」
「紹介しなくても
直ぐに仲良くなれますよ」
女1「そうかな・・・」
「私を介すると、多分怒ります」
女2「そうなんですか?」
「多分」
?「Aっ!!」
「呼び捨てすんなっ」
TH「なに?」
「別に。ではまた」
女3「あ、ありがとうございました」
「いいえ」
前に紹介してと詰め寄られた事があって
それを見たテテが虐められていると
勘違いしたことがある。
それ以来
テテは私を介して
紹介してと言われるのを
すごーーーく嫌がるんだよね。
まぁ・・・わからんでもないけど。
TH「なに?なんだった?」
「アンタに関係ない」
JM「どうしたの?なんかあった?」
「なんで?」
JM「テテが凄い勢いで走って行ったから」
TH「なんでもない」
「変なの」
JM「変なの」
ブスっとしているテテと
それを面白がってるジミン。
ほんと可愛いわね。
さてと・・・仕事、仕事。
資料の整理と
片付けで
定時を回っても
まだデスクにいる私達。
両サイドから
パソコンのキーボードを叩く音と
マウスをクリックする音がして
嫌いではない。
静けさの中に
突然・・・当たり前だけど
ジミンのスマホが着信を知らせて
年甲斐もなく驚いてしまった。
TH「ビックリし過ぎ」
「だって・・・ビックリした・・・」
JM「ごめん」
「出たら?」
JM「あー、うん」
走って部屋を出て行ったジミン。
それを機に
集中力の切れた私は
思いっきり伸びをした。
「ん〜〜〜〜っ!!」
伸びをしたまま
たまたま目線を向けたテヒョン。
私とは反対の手で
頬杖をついて
私を眺めてた。
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作者名:さるるん | 作成日時:2019年10月22日 21時