検索窓
今日:18 hit、昨日:21 hit、合計:116,425 hit

story 47 ページ47

翌朝、いつもより
早く目が覚めて
昨日の別れ際、グクが
スマホの電源を落としたことを
思い出して電源を入れた。







“♪♪〜”



メッセージの着信を知らせる音。








確認するとテテからの
新着メッセージ。








開くことは出来なかった。








朝から泣く訳には
いかないしね・・・。








元々、嫌なことは
後回しにするタイプ。








さっ。仕事行こっ。








その日は朝から
会社がザワザワ。








昨日、グクと休んだことで
噂に拍車がかかった。








?「Aっ!!」

「ジヒョナ、おはよー」

JH「おはよー、じゃないわよ」

「なに?」

JH「部長が話あるって言ったじゃん」

「・・・・・・あ」

JH「まぁ、急ぎじゃないみたいだけど」

「なんだ。良かった」

JH「聞いたよ〜〜」

「なにを?」

JH「チョンジョングク
お金持ちの坊ちゃんなんだって?」

「みたいね」

JH「この前来てた子は誰?」

「本社の子」

JH「モテるわね相変わらず」

「何言ってんの」







モテてるのかもしれないけど
何ひとつ楽しくない。







むしろ寂しいくらいだわ。








昨日の夜に届いたはずのメッセージ。









今朝、電源をいれてからは
届いていないところをみると
お別れの挨拶だったのかと
思えてならなかった。









あえてそんなメッセージ
送らなくていいのに・・・。








白黒ハッキリさせたいものね。








曖昧なままには
したくなかったんでしょ。









でも・・・ちょっとだけ
私を気遣ってほしかったかも・・・。









JK「ヌナ〜。ご飯行こ、ごはんっ!!」

「はいはい」








テテのメッセージが
気になるものの
やり過ごせるのは
グクのおかげかもしれない。









?「Aさん」

「はい。あ、部長」

部長「お昼に行く前に少し話そうか」

「あ、はい」







拗ねるグクを放ったらかして
部長室までついて行き
部屋にはいると
立派なソファセットには座らず
デスクの椅子に座った部長。








デスクを挟んで
前に立つと
差し出された封筒。








部長「まぁ見て」

「あ、はい」








A4サイズの大きな封筒には
辞令と書かれた書類が2枚。









1枚は大田支店での課長。








もう1枚は本社にチーム長として復帰。







今の私には
究極の選択・・・ね。

story 48→←story 46



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (75 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
364人がお気に入り
設定タグ:BTS , 防弾少年団 , KーPOP
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さるるん | 作成日時:2019年10月22日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。