story 39 ページ39
ホテルに住んでいると
知ったので
遠慮なく帰れる。
「帰るね」
JK「ヌナ、諦めないよ」
「はいはい。じゃーね」
ホテルから出て
タクシーに乗り込むと
スマホを開いた。
無性にテテの声が聞きたかった。
無愛想に話す
あのテテの声。
悩んでるうちに
自宅のマンションに着いて
画面を閉じると
再びスマホを開くことはなかった。
翌日。
会社は大騒ぎ。
私とグクが付き合ってると。
YG「先輩、大変ですね」
「ね」
RM「グクは子供だから」
「ね」
本社に帰りたい・・・。
JK「ヌナ〜〜〜っ♪っぐえっ!!」
YG「やめとけ」
私に行き着く前に
ユンギに止められたグクは
子供っぽくふくれて見せた。
「仕事してねー」
JK「はーーい♪」
素直で笑顔が可愛くて
癒される存在ではあるけど・・・。
噂が耳に入って
騒々しい一日を終える頃。
?「A」
「ジヒョ。お疲れ様」
JH「聞いた?」
「なに?」
JH「会社の前に
芸能人並のイケメンがいるんだって」
「そうなの?」
JH「帰りに写真撮っといてよ」
「嘘でしょ」
JH「冗談( ˆ꒳ˆ )
あ、部長が話あるって明日」
「了解」
会社のエントランスには
女子社員達が集まってて
人だかりができていた。
どんなイケメンなのよ・・・。
人が多くて見えないじゃん。
?「おいっ!!」
思いがけない
テテの声に思わず足を止めて
声の方向に視線を向けた。
芸能人並のイケメンって・・・。
テテ・・・だったのね。
TH「走って来いよ」
「・・・・・・・・・テテ」
グクが現れて
2人が知り合いである事に
更に驚いた。
でも今は
それどころじゃない。
テテの声。
テテの香り。
テテがそこにいる。
「グク・・・どいて」
JK「ヌナ」
TH「おじゃま虫め」
「グク」
どこうとしなかったグクを
テテが押して無理矢理視界を開くと
私の手を取ったテテが
そのまま車に向かい
私は助手席に当たり前のように
乗せられた。
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作者名:さるるん | 作成日時:2019年10月22日 21時