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story 37 ページ37

JK「ヌナ・・・好きだよ」






さっきまでの
声とは違うトーンで
そんなことを言うから
思わずグクの目を見てしまって
唇は重なった。








「・・・んんっ!!」







押し剥がすと
今度は抱えられてベッドへ。








強引過ぎませんか?


ジョングクさん。








「グク」

JK「ヌナ」

「私ね、好きな人がいるの」

JK「聞きたくない」

「グク」

JK「ヌナは俺んだ」

「ごめんね」

JK「お姉さんぶりやがって」

「よしよし(´。・ω・)ノ゙」

JK「(。-∀-)フッ」







やっと笑顔になったグクに
ベッドから解放されて
広いリビングのソファに座った。









こんな広い部屋。









新入社員のくせに。









「どーすんの、こんな広い部屋」

JK「どうするって?」

「もったいない」

JK「俺の部屋だけど?」

「は?」

JK「ここに住んでんの」

「はぁぁ?」







なんなの?







イケメンな上に
お坊ちゃまって流行ってんの?









JK「このホテルのオーナー
俺のじいさんなの。
ちなみに俺らの会社の大株主」

「帰る」

JK「なんでだよ」

「財閥の御曹司なんて噂になるでしょ」

JK「( ̄-  ̄ ) ンー、もう遅いかも?」

「・・・・・・(´Д` )ハァ」









グクが見せてくれたのは
SNSの画面。








手を引かれて
グクと一緒にホテルに入る
私も写ってる。









JK「ごめんね」

「もしかして・・・」

JK「バレた?」

「わざとなの?」

JK「もちろん」

「なんで?」

JK「テテって奴から奪うため」







やっぱり
強引過ぎませんか?








ジョングクさん。









嫌いではない決して。









可愛いと思う。









でも、そこまでなのよね。









恋愛対象ではない。









まだ私の中には
確実にテテがいるしね。









JK「ヌナ」

「ん」

JK「テテも見たかな?」

「え?」

JK「写真」








あぁ・・・・・・。







終わった。








この子・・・実は頭いいんだわ。

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作者名:さるるん | 作成日時:2019年10月22日 21時

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