story 31 TH ページ31
「ほら立って」
ジミンとAを迎えに行ったのに
気付いたらジミンは
いなくなっていた。
しばらく
顔、合わせづらいな・・・。
A「ミヨナ〜〜!!じゃ〜〜ね〜♪」
MY「ごめんね。あとヨロシク」
「はいはい」
Aの部屋は知ってるけど
暗証番号を知らなくて
結局、また俺の部屋。
「着いたぞ」
A「ん〜〜〜」
「水飲むか?」
A「テテ。テテだっ!!」
「なんだよ」
酒に酔ったせいで
ピンクに染まった頬。
瞳をウルウルさせて
Aは顔を近付けると
唇を重ねた。
酔っているとは
わかっていても
我慢ならなくて
執拗に求めた。
理性が効かなくなって
服を脱がせたところで
正気に戻った俺は
Aを突き放した。
A「テテ・・・ごめんね」
「なにが」
A「好きになって・・・ごめん」
「なんで謝るんだよ」
A「でもね・・・でもね、テテ」
「なに」
A「ダメなの」
「は?」
さっきキスして
誘ったAが
今度は泣き出して
もうどうしたらいいか
わかんねぇ。
A「軽い気持ちで付き合ったらさぁ
傷つくのは私なのよ・・・きっとぉ」
「・・・・・・」
A「テテは若いからいいけどぉ
私はそうはいかないのよぉ〜〜」
「・・・・・・・・・」
A「周りからも
色々言われちゃうだろうしねぇ〜。
そんな勇気・・・私にはないわぁ・・・・・・」
「A」
A「なんで・・・好きになんか・・・」
泣き疲れてソファで
眠ってしまったAを
ベッドまで運ぶと
布団を掛けて
頭を撫でながら呟いた。
「俺も本気なのに。
逃げんなよな、追いかけねーぞ」
俺の想いが軽く見られてたこと。
Aが泣きながら
俺のことを好きだと言ったこと。
俺の想いが、
Aを追い詰めたこと。
色んなことが
俺の想いに蓋をしようとしていた。
離れてみたらいいさ。
俺は・・・そうだな。
待ってみるか。
Aの覚悟をな。
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作者名:さるるん | 作成日時:2019年10月22日 21時