社内恋愛 BTS編 (ページ20)

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story 20 JM ページ20

翌日、いつも通り出勤したのに
またA先輩がいなくて
廊下でウロウロ。

？「なにやってんの？」

「あ、テテ。先輩が来なくて」

TH「いるじゃん」

「え？どこ？」

TH「研修終わったから
本来の席に戻ったんじゃね？」

俺だって
見回したんだ、何回も。

でも、俺には見えなかったのに
テテには見えたんだね。

希望部署、企画部なんかに
するんじゃなかった。

？「おはよう、お二人さん」

TH「おはようございます」
「おはようございます、部長」

部長「今朝は企画部の朝礼
2人とも出なくていいからね」

「はい」

部長「会議室に集合ね」

「はい」
TH「はい」

部長「じゃあ、後で」

いよいよ、先輩とは
離れることになるんだと実感した。

デスクの上のパソコンと
カバンを持って
指定された会議室へ。

広い会議室には
既に同期が集まっていた。

同期「どうだった？研修」

TH「どうって？」

同期「いいよなぁ綺麗なお姉さんで」

「A先輩のこと？」

同期「他に誰がいるんだよ」

TH「うざっ」

同期「そう言わずにさ、紹介してよ」

「･･･え」
TH「やだね」

同期「なに？テヒョン食っちゃった？」

TH「はぁ？」

同期「なわけねーか」

下品な同期に
あからさまに怒ってるテテ。

？「着席してくださーーい」

同期「お。噂をすれば♪」

A「今日の予定を説明します･･････」

数十人いる新入社員の前で
堂々と話すA先輩は
いつもの可愛い感じはなくて
できるカッコイイ女の人だった。

すげぇ距離を感じる。

つい数日前まで
仲良くコーヒー飲んだりしたのに。

A「以上です。
何か質問はありますか？」

同期「先輩、彼氏いるんですか？」

A「業務に関係の無い質問は
受け付けません。他にありますか？」

似合わない強めの口調で
A先輩は
質問した同期と目を合わすことなく
会議室を後にした。

その日から
あっという間に各部署の面談があって
配属が決まった。

俺は企画部。

テテは営業。