story 10 ページ10
口を閉ざした
Aちゃんをスタジオに置いて
事務所のどこかにある
救急箱を探した。
見っけ。
箱の中から
傷薬を取り出すと
スタジオに戻る。
スタジオのドアの前で
深呼吸した。
理由の明確な
心臓が大きく脈打つ音。
それを鎮めるために。
A「･･････あの。
帰ります。･･･ありがとうございました」
「座って」
A「あの･･･G-DRAGONさん」
「ジヨンね」
A「そんなっ!!恐れ多いです」
「ジヨン」
A「ジヨン･･･さん」
「ついでに“オッパ”つけとく？」
A「ジヨン･･･オッパ」
「オーケー。座って」
A「はい」
隣に座ったAの首に
手を伸ばすと
逃げるように少し身を引いた。
軟膏のチューブを
目の前に差し出すと
黙って俺の手を受け入れた。
白い肌。
柔らかい髪の毛。
シャンプーのいい香り。
理性を保つのに
必死な俺。
静けさが
余計に俺から
理性を切り離そうとしていた。
？「ヒョンいる？･･･おっと」
「スンリ」
SR「ごめん。邪魔だった？」
あー。
至近距離で
首元に手を伸ばしてれば
キスでもしそうに見えたのかな。
「別に。なに？」
SR「ん？あれ？Aちゃん？」
A「･･･あ。お邪魔してます」
SR「やっぱり。ジョンウヒョンの彼女」
「おいっ!!」
SR「え？」
ジョンウの話には
触れない方がいい
咄嗟にそう思って
スンリをスタジオから追い出した。
「帰れ」
SR「ヒョン？」
「また今度話すから」
SR「え？なに？そういうこと？」
「どういうことだよ」
SR「略奪」
「お前なぁ･･･」
SR「ダメだよヒョン」
「なにが？」
SR「瞳がさ･･･惚れてる瞳だもん」
「何も言うな、スンリ」
察しのいいスンリが
俺の気持ちを察知した。
でもさ、スンリ。
Aはジョンウから
逃げてきたんだぞ。
渡せないだろ？
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さるるん(プロフ) - 舞桜さん» お久しぶりですね。いつもありがとうございますm(_ _)m星10ありがとうございます!!更新頑張りますね。 (2019年8月21日 8時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
舞桜(プロフ) - さるるんさんお久しぶりです！さるるんさんから産み出されるBIGBANGに興奮しております。即星10 (2019年8月21日 8時) (レス) id: c1ba84da81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2019年8月20日 14時
