story 40 ページ40
SR「ヒョン？」
「んー？」
SR「なにしてんの？」
「手紙読んでんの」
SR「泣いてますけど？」
知らず知らずのうちに
流れていた涙に
俺の本気をまた思い知らされた。
スンリを見る気にもならない。
SR「ヒョン」
「なに」
SR「この脅迫めいた手紙はなに？」
宛名も差出人もない
その手紙の数々を
手に取って読んだスンリ。
次から次に
封を開けては
投げ捨ててる。
「やめろ。散らかすな」
SR「だって、ヒョン」
「ジョンウだろ」
SR「これは通報した方が･･･」
「面倒臭い」
SR「ヒョン、だって･･･殺すって」
「出任せだろ」
SR「そうかな･･･だといいけど」
「寝る」
SR「夕方、取材あるよ」
「起こして」
部屋を出て行く
スンリを見送ると
手紙の山から
国際郵便を探しては
Aを探した。
でも、手の中にある
一通しか見つからなかった。
その手紙を枕元に
眠りについた。
夢の中でAは
いつも泣いてる。
抱き締めようとするけど
目の前にいるのに
何故か手は届かない。
でも、その日見た夢は
手が届いた。
しっかり抱き締めた俺の腕が
喜んでるようだった。
もう震えてない。
俺の腰に回った
Aの腕の感覚が
夢なのにリアルに残っていた。
待っててもいいのかもしれない。
忘れる必要はないのかもしれない。
好きでいて、いいのかもしれない。
その日から
クラブ通いはやめた。
家に帰れば
Aの面影が
俺を迎えてくれる。
A。
俺は元気だぞ。
早く帰って来い。
待ちくたびれちゃうぞ。
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さるるん(プロフ) - 舞桜さん» お久しぶりですね。いつもありがとうございますm(_ _)m星10ありがとうございます!!更新頑張りますね。 (2019年8月21日 8時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
舞桜(プロフ) - さるるんさんお久しぶりです！さるるんさんから産み出されるBIGBANGに興奮しております。即星10 (2019年8月21日 8時) (レス) id: c1ba84da81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2019年8月20日 14時
