story 15 ページ15
「じゃあ、なに？」
ジョンウを拒否しないのは
優しさなのかと聞くと
違うと言ったA。
さらなる質問を畳み掛ける。
A「･･････怖かったんです」
「なにが？」
A「目とか･･･私の腕を握る手とか･･･」
「好きでもないのに
付き合うなんて言うから」
A「･････････」
言い過ぎたかな。
でも本当の事だしな･･･。
「ごめんなさいって
ちゃんと言った方がいいよ」
A「･･･はい」
「いい子だ」
A「･･･(///ω///)」
頭をポンポンとすると
顔を真っ赤にしたA。
抱き締めようとした腕が
無性に虚しかった。
「トイレ、ありがと」
A「はい」
「またね」
A「･･････はい」
俺が好きになったAは
ちっちゃくて、可愛くて
日本人で、純粋で
友達ジョンウの彼女。
今すぐにでも
略奪したいところだけど
そうもいかない。
大人だから。
Aの勇気を待つことにした。
この時はそれでいいと
思ったのに。
1週間後
俺は後悔の波に飲み込まれた。
「もしもーし」
JW『ジヨナ』
「んー。ジョンウ、なに？」
JW『Aがさ･･･』
「うん」
JW『･･････死んだかもしれない』
「･･････は？」
普段、冗談なんて言わない奴だ。
何があった？
「どういうこと？」
JW『息を･･････してないみたいなんだ』
「みたいってなんだよっ!!」
JW『付き合えないって言われて･･･
カッとなって･･･俺･･････どうしよう･･･』
「救急車･･･救急車呼んだのか？」
JW『･･････えっと』
「今どこだよ!!!」
JW『Aの部屋』
電話を切って
事務所を飛び出すと
ドクドクと波打つ心臓が
今にも破裂しそうで
ハンドルを握った反対の手で
何度も、何度も叩いた。
“死んだかも”？
“息をしてない”？
勘弁してくれよ･･･。
こんなことなら
早いとこ略奪しとけば
良かった･･･。
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さるるん(プロフ) - 舞桜さん» お久しぶりですね。いつもありがとうございますm(_ _)m星10ありがとうございます!!更新頑張りますね。 (2019年8月21日 8時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
舞桜(プロフ) - さるるんさんお久しぶりです！さるるんさんから産み出されるBIGBANGに興奮しております。即星10 (2019年8月21日 8時) (レス) id: c1ba84da81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2019年8月20日 14時
