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story 44 ページ44

A「座って?」

JK「うんっ」

A「時間はまだありますか?」

MG「あ、はい。
この後、スケジュールはないので」

A「飲み物、出しますね」






俺の隣を
素通りすると
部屋を出たヌナ。







目も合わなかった。







MG「綺麗な人だなぁ」

JM「ヒョン、カフェのヌナだよ?」

MG「そうなの?え?じゃあ・・・」

JK「テヒョニヒョンの彼女」

MG「お前、すげぇな」

JM「テテ?」

「え?・・・・・・なに?」

JK「ヒョン・・・泣いてる?」





涙が溢れた。






どんどん、次から次と。







ヌナと目も合わなかった。







俺が無視したせいなんだけど
先に無視したのは俺だけど
捨てられたような気分で
涙が止まらなかった。







そこに飲み物を持って
入ってきたヌナは
泣いてる俺を見たのか見てないのか・・・。






飲み物をテーブルに
静かに並べた。







A「どうぞ」

MG「あ・・・ありがとうございます」

A「テヒョンをお借りしていいですか?」

MG「え?」

A「少し話したいんです」

MG「どーぞ、どーぞ」






涙のせいで
歪んで見える視界に
ヌナは立つと
「行くよ」と言って
俺に向かって手を伸ばした。







迷いなくその手を取ると
スタスタと部屋を出たヌナは
少し離れたところにある
別の部屋に入った。







部屋に入ると
手は振りほどかれて
ヌナは窓に向かって
俺に背中を向けて立った。







A「・・・・・・久しぶりね」

「・・・うん」

A「忙しかった?」

「・・・・・・・・・違う」

A「なんで泣くの?」

「・・・・・・・・・」

A「泣きたいのは私でしょ」

「・・・・・・・・・ごめん」






なんとなく近寄ると
後ろから抱き締める。






ヌナの香り。






「ソジュ二ヒョンに抱かれてた」

A「え?」

「会いに行ったら、抱き締められてて」

A「・・・・・・」

「やりきれなくて
捨てられるんじゃないかと怖くて」

A「外で待ってたの」

「ん?」

A「テヒョンを待ってたの。
そしたらソジュンさんが来て
待ってばかりでしょ?って言われて・・・」

「泣いたの?」

A「気にしないようにしてたのに
言葉にされて自覚しちゃって・・・」

「・・・・・・ごめん、ヌナ」

A「会うために、権力使っちゃった」





照れながら笑って
俺の胸に抱きついたヌナは
いつもの俺のAヌナだった。

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設定タグ:KーPOP , BTS , テヒョン   
作品ジャンル:恋愛
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さるるん(プロフ) - Seoyonさん» コメントありがとうございます。カフェなんてよくある設定だと思いますよ。ストーリーやセリフ、設定が違うのであれば問題ないと思います。ぜひ読ませて頂きますね。 (2019年6月2日 9時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
Seoyon(プロフ) - いつもお話楽しく読ませていただいてます。質問なんですが、最近カフェに関するお話を書こうかと思っているのですが、内容は全然違うのですが、やはりこのお話を読んだ人にはパクリと思われるかな。と思い、コメントしました。カフェが入るお話を描いても良いですか? (2019年6月1日 22時) (レス) id: 811bd1e3b0 (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - 萌さん» コメントありがとうございます!!更新頑張りますね (2019年5月14日 12時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続きがめっちゃ気になります(//∇//)更新待ってます! (2019年5月13日 22時) (レス) id: a6bdeae8aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さるるん | 作成日時:2019年5月11日 18時

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