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story 23 ページ23

さっきのキスが
夢だったかのように
ヌナは平然とした態度で
俺の前にフルーツジュースを差し出した。






A「喧嘩?」

「まぁね」

A「メンバーと?」

「ジミン」

A「仲良しなのに」

「うん」

A「早く仲直りしなきゃ」

「うん」






俺の心臓は
ずっとドキドキ、ドキドキしてるのに
ヌナはなんともないのかな・・・。







コーヒーが入ったマグカップを
綺麗な手で持って
たまに口に運んではフーフーして
相変わらず綺麗なお姉さんだ。







俺は今のこの関係を打開したくて
意を決してヌナに問いかけた。







「キス・・・嫌だった?」

A「明日は雨かな・・・」

「ヌナ、俺の事好きだよね?」

A「最近、忙しいの」

「俺たち付き合えないかな?」

A「さっ。もう遅いから帰ってね」

「ヌナっっ!!」






何ひとつまともな答えが返ってこない。






思わず大きな声が出てしまった。







A「私にどうしろって言うの?」

「聞いてるじゃん!!答えろよ」

A「・・・・・・嫌じゃなかった。
テヒョンのこと好きよ。でも付き合えない。
これでいい?」

「なんだよそれ」

A「答えたでしょ?帰って」

「ヌナっ!!」

A「・・・・・・・・・どうして?
・・・・・・なんなのよ・・・・・・・・・もうヤダ・・・」






泣かしてしまった・・・。






ってかなんで泣く?






女ってわかんねぇ・・・。






「泣くなよ」

A「帰って・・・お願い」

「・・・・・・わかった。また来るよ」

A「来ないで」

「またかよ」

A「・・・・・・忘れたいの・・・お願いだから」

「何を忘れたい?俺?」

A「テヒョナ・・・お願い・・・」






泣かれてお願いされたら
手も足も出せないよ・・・。






仕方なく、俺は
ヌナのカフェを後にした。







また居なくなるかもしれない
そんな考えが脳裏に浮かんで
今日はここまでだと思ったから。







ヌナの心の声が
聞こえたらいいのに・・・。







いい加減、俺も忘れたいよ・・・。

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設定タグ:KーPOP , BTS , テヒョン   
作品ジャンル:恋愛
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さるるん(プロフ) - Seoyonさん» コメントありがとうございます。カフェなんてよくある設定だと思いますよ。ストーリーやセリフ、設定が違うのであれば問題ないと思います。ぜひ読ませて頂きますね。 (2019年6月2日 9時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
Seoyon(プロフ) - いつもお話楽しく読ませていただいてます。質問なんですが、最近カフェに関するお話を書こうかと思っているのですが、内容は全然違うのですが、やはりこのお話を読んだ人にはパクリと思われるかな。と思い、コメントしました。カフェが入るお話を描いても良いですか? (2019年6月1日 22時) (レス) id: 811bd1e3b0 (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - 萌さん» コメントありがとうございます!!更新頑張りますね (2019年5月14日 12時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続きがめっちゃ気になります(//∇//)更新待ってます! (2019年5月13日 22時) (レス) id: a6bdeae8aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さるるん | 作成日時:2019年5月11日 18時

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