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story 21 ページ21

やっとAヌナのカフェに行けたのは
泣いているヌナを抱きしめてから
1ヶ月も経った日だった。






仕事が夕方からで
それまでは自由時間。







俺は迷わず
ヌナのカフェに向かった。







平日の昼間。







仕事中なんだろうなと見てとれる
スーツ姿のサラリーマンと
学生らしき若い女の子が店内にはいた。







店員「いらっしゃいませ」

「Aヌナいますか?」

店員「あ。あぁ・・・少しお待ち下さい」






お店の奥に入って行った店員。







てっきりヌナと戻って来ると思ったのに
その店員は1人で戻って来て

「さっきまで居たんですけど・・・」

と、バツが悪そうに言った。






いるんだなとわかったけど
強制してもなと思って
オレンジジュースを注文すると
店を出て裏口の方に向かった。







裏口のすぐ横にある花壇に腰掛けて
ヌナのカフェのオレンジジュースを
初めて口にした。






コーヒーが苦手だと言ったら
それ以来、ヌナがフルーツジュースを
作ってくれてたから。







スマホでゲームアプリを開くと
ゲームに集中した。







そうでもしないと
お店でヌナの名前を叫びそうだったから。







会いたい。







ただそれだけなのに・・・。







ヌナは会ってくれない・・・。







何時間、そこに居たんだろう
ジミンから“出発1時間前“という
メッセージが届いて
仕方なく立ち上がった。







ひと目でいい
顔を見たかったのに・・・。







まだ少し残ってるオレンジジュースを手に
ヌナのカフェを後にした。







モヤモヤしたままの俺の心は
そのモヤモヤをイライラに変えて
鬱憤をはらしていた。







JM「おせーよ」

「うるせ」

JM「まさか?また?」

「なんだよ」

JM「清潭洞だろ?」

「黙ってろよ」

JM「いい加減しつけーよ。諦めな」

「俺の勝手だろっっ!!」

JM「そんな怒る?」






この日はいつも以上に
イライラしていた。





仕事が終わるまでずっと
ジミンが同じことを言い続けたせいで
抑えきれないほどだった。






ずっと黙ってたことを
ジミンにぶちまけるほど。






それがきっかけで
殴り合いの喧嘩になって
ヒョン達に止められて
宿舎に居ずらくなった俺は
みんなに黙って宿舎を出た。







時間は22時。







ヌナ・・・まだいるかな・・・。

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設定タグ:KーPOP , BTS , テヒョン   
作品ジャンル:恋愛
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さるるん(プロフ) - Seoyonさん» コメントありがとうございます。カフェなんてよくある設定だと思いますよ。ストーリーやセリフ、設定が違うのであれば問題ないと思います。ぜひ読ませて頂きますね。 (2019年6月2日 9時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
Seoyon(プロフ) - いつもお話楽しく読ませていただいてます。質問なんですが、最近カフェに関するお話を書こうかと思っているのですが、内容は全然違うのですが、やはりこのお話を読んだ人にはパクリと思われるかな。と思い、コメントしました。カフェが入るお話を描いても良いですか? (2019年6月1日 22時) (レス) id: 811bd1e3b0 (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - 萌さん» コメントありがとうございます!!更新頑張りますね (2019年5月14日 12時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続きがめっちゃ気になります(//∇//)更新待ってます! (2019年5月13日 22時) (レス) id: a6bdeae8aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さるるん | 作成日時:2019年5月11日 18時

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