story 16 ページ16
翌朝、早めに目が覚めて
昨日諦めたシャワーを浴びた。
コーヒーを片手に
Aヌナの到着を待つ。
“ピンポーン”
オートロックの番号を
知っているのに
ヌナは毎回インターホンを鳴らす。
前は気にならなかったけど
今はそれすら
壁を作られているようで
嫌な感じだ。
A「おはよう」
「おはよ」
A「用意できてるね。行こうか」
「まだ早いじゃん。コーヒー飲む？」
腕時計に目を落として
時間を確認すると
何も言わずカウンターの椅子に鞄を置いたヌナ
A「頂こうかな」
「ん」
いつもは使わない
薄いピンクのマグカップに
コーヒーを注ぐと
ブラックのまま差し出した。
A「ミルクない？」
「あ、ないね。ブラック飲めない？」
A「うんん。朝だからミルクほしいなって」
「次は用意しとくよ」
A「ありがと」
“ありがと”と言った時の笑顔が
たまらなく可愛かった。
穏やかな空気に
身を任せて
ただなんとなくコーヒーを飲みながら
ヌナをチラ見。
熱いコーヒーを
ふーふーしながら
両手でマグカップを持って
可愛いとしか言いようがないね。
A「寂しくない？」
「え？」
A「こんな広い家に1人で」
「あぁ･･･考えたこともなかった」
A「彼女、つくらないの？」
「マネージャーが言うこと？」
A「だって自由恋愛でしょ」
「そうだけど」
A「彼女がいてもいい歳だし」
「ヌナは･･･」
A「わたし？そんな暇無い」
「いや。ヌナが彼女になってみない？」
A「･･････は？」
「考えといてよ」
A「本気？」
「うん。本気」
A「さ･･･さてと。い･･･行こうか」
「うん」
少しだけ頬をピンクに染めて
動揺しながら
ヌナは先に部屋を後にした。
これで意識してくれたら嬉しい。
距離を置かれたら･･･どうしよう。
なんだか悔いの残る
告白になっちゃったな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 317人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りん(プロフ) - キュヒョン別れましたね苦笑次章も楽しみにしてます。ジョンウンとウォニカップルが、どんなアドバイスするのかも気になります。(^ ^) (2019年2月21日 10時) (
レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
まぁぽん(プロフ) - 2nd、楽しみです。頑張れ〜ギュ！イェソンカップルにも期待してます☆ (2019年2月21日 9時) (レス) id: 96ad3b03e8 (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - wakaさん» 2ndで頑張る予定ですが、うじうじしたぎゅにしばらくお付き合い下さい。 (2019年2月21日 7時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - 石田@政成さん» ありがとうございます!!作者イェペンなのでイェソンさんの登場率ハンパないです笑。引き続きよろしくお願いします。 (2019年2月21日 7時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - まぁぽんさん» 2ndで頑張って頂きましょーー!! (2019年2月21日 7時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さるるん
| 作成日時：2019年1月12日 18時
