story 92 ページ46
抱きしめたAは
あの頃のまま
小さくていい香りがした。
部屋にあったソファに
並んで座って
手を取ると両手で包み込んだ。
「消えた理由聞いたよ」
A「そっか」
「ごめん。守れなくて･･･」
A「私もごめん。傷付けちゃったね」
「これから癒してくれるよね？」
A「いいのかな･･･」
「なにが？」
A「付き合っていいのかな」
「いいっ!! 俺が決めたんだ!!」
A「･･･ドンヘ」
「もうやだよ･･･Aがいないなんて･･･」
ホントにやだ。
ホントに、ホントにやだ。
Aが傍にいれば
それだけでいい。
誰にも反対させない。
「いつ韓国に戻った？」
A「１ヶ月くらい前」
「仕事は？」
A「ウォニオンニの紹介で
ドラマの衣装の仕事してるの」
「SMに戻っておいで」
A「無理だよ」
「俺が説得するから」
A「無理しないで。また反対されちゃう」
「大丈夫」
せっかく再会できたんだ。
この手を放すわけにはいかない。
Aと別れてから
俺は中身が空っぽで
ほんとに辛かった。
やっと取り戻した。
この手を放してまた後悔したくない。
もう空っぽになるのは嫌だ。
“コンコン”
「ん？」
YS「入るぞー」
「ヒョン!!」
YS「会えたか」
「ヒョーーーーーーン!!( っ¯ ³¯ )っ♪」
YS「俺に抱きつくな」
「ありがと。ヒョン大好き」
YS「はいはい。話はついたか？」
「ついた!! もう離さないんだ」
YS「まぁだろうな。良かったな」
「うんっ♪」
YS「Aも」
A「ありがとう」
ウォニヌナがAと連絡を取り合ってて
韓国に戻るように話してくれたと
Aが言ってた。
ずっと戻りたいと思ってたけど
勇気が出なくて戻れなかった。
でも、イェソンヒョンから
俺の話を聞くうちに
会いたくて戻ってきたと。
俺の知らないところで
ウォニヌナとイェソンヒョンが
俺ら2人の繋がりを
完全に消えないようにしてくれてたんだ。
一生、逆らえないな。
ウォニヌナにもお礼、言わなきゃ。
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19881991koreach(プロフ) - でき婚は日本では多いけど韓国では偏見が多いと聞きます。男の親が女の親に謝りに行くのができ婚の常識なのだとか。妄想小説でも漫画でもでき婚を扱う書籍は売上が大変少ないと聞きました。趣味の世界とはいえ良く書けたと感心しています。物語は良く書けてると思います (2018年10月12日 20時) (
レス) id: 0ec91b2d96 (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - やーさんさん» 楽しみにして頂いてたなんて･･･ありがとうございますっ!!嬉しいです!!途中、可哀想なドンヘを書いてしまったので最後は思いっきりなハッピーエンドです!!次回作は未定ですが是非っよろしくお願いします!! (2018年8月12日 1時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - りんさん» 長らくお付き合い頂きありがとうございましたm(_ _)mトムジェリ･･･イェウク･･･検討しますっ!!公開した際は是非応援よろしくお願いしますっ!! (2018年8月12日 1時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - まぁぽんさん» ありがとうございますm(_ _)m兄さん＆ウォニヌナはさるるんも好きなので、またどこかで登場するかと思います。次の作品は未定ですが、応援して下さいね。よろしくお願いします!! (2018年8月12日 1時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
やーさん(プロフ) - 毎朝、楽しみにしていました♪ドンヘ&ヒロインちゃんだけでなく、兄さん&ウォニのおめでたまで…ハッピーエンド盛りだくさんの完結ありがとうございました(*^▽^*)次回作も楽しみにしてます♪ (2018年8月11日 15時) (レス) id: 35f5208f21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2018年6月25日 6時
