俺の事、好き？ -YS-

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SNSに載せた
写真の反響は凄まじいものだった。









事務所からは怒られ
メンバーからは
カッコつけ過ぎと失笑され
Aからは
“やり過ぎ”とメッセージが届いた。









でも結果的に
脱退運動は終息し
またいつもの生活を
手に入れた。









「いつ以来だ？」

A「忘れちゃったね」

「そうだな」









目の前にいる
Aが奇跡のようで
幻のようで
思わず抱き締めると
問いかけた。









「俺のこと、好き？」









うんうんと
頷くだけで
言葉にしないA。









「俺のこと、好きか？」

A「なに？」

「聞いてんの」





A「･････････好きよ。大好き」









なんなんだよ。









やべーな。









「俺･･･死ぬのかな」

A「は？」

「心臓･･･やべぇ」

A「変なの。
･････････でも、そんな変なとこが好き」

「それ以上言うな」

A「聞いたクセに」

「そうだけど」





A「好きよ♪ジョンウン」

「面白がるな」

A「バレた？」









一目惚れして
付き合うようになって
色々あったけど
相変わらず大好きで
俺は幸せだと思う。









それからしばらくすると
俺たちは公認の仲になれたようで。









A『今日ねペンの子が来たの』

「店にか？大丈夫？」

A『それがね、
プレゼントを渡してくださいって』

「は？」

A『イェソンオッパに
渡してくださいって。手紙とプレゼント』

「･･････ﾊﾊｯ(￣▽￣)」

A『必ずって言って預かったよ』

「今度、もらう」

A『いいわね。愛されてて』

「まーな」









ペンの愛があれば
十分満たされるけど
Aの愛も欲しがるのは
欲張りなのかもしれない。









でもAに愛されることで
ペンを愛せる･･･なんていう
我儘な言い訳で
許してもらいたいもんだ。









「A」

A「んー？」

「愛してるぞ」

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