story 74 ページ32
取材の前のメイク中に
着信を知らせたスマホ。
珍しいな電話なんて
と思いながら
スマホを耳に当てた。
「珍しいな。どうした？」
『･･･ジョンウン』
「ん？」
『今･･･どこ？･･･会える？』
泣いてる･･･のか？
座っていた椅子から立ち上がり
控え室を出ると
もう1度問いかける。
「どうした？ん？」
『･･･ジョンウン･･････』
「お前、今どこ？行くから」
『事務所･･･ジョンウンの事務所の･･･』
「駐車場か!?待ってろ」
取材のことなんて忘れて
スタジオを飛び出した。
事務所まで車を走らせながら
不安で押し潰されそうなのを
必死で堪えていた。
どこだ･･･A･･･？
駐車場に入るなり見つけた
Aの車。
近付くと運転席で
ハンドルを、抱えて
顔を伏せているAを見つけた。
ドアを開くと同時に
声を掛けると
涙を流すAが目に入って
思わず抱き締めた。
「どうした？何があった？」
A「･･･ジョンウン･･･ごめんなさい･･･」
「なんで泣いてる？ん？」
A「お仕事･･･だったよね･･･ごめん･･･」
「いーんだ、そんなの。何があったんだよ･･･」
謝ってばかりで
何も言わないA。
？「ヒョン？」
声の主はベッキョン。
一旦、Aから離れて
ベッキョンに視線を向けた。
BH「ヒョン、ちょっと」
「なんだよ」
BH「さっき、サラ先生と話してて」
「Aが？」
BH「はい。なんかただならぬ空気だったんで･･･」
「ってかなんでAが事務所にいるんだよ」
BH「ヒョン知らないんですか？
再契約、決まったんですよ!!」
「それでか･･･」
BH「大丈夫ですか？ヌナ」
「ありがと。助かったよ。アイツ何も言わないから」
BH「じゃー、俺はこれで」
車に戻ると
運転席からAを
半ば無理矢理引っ張り出した。
両手で顔を挟んで
目が合うように
自分の方へ顔を動かすと
とりあえずチュッとキスをした。
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さるるん(プロフ) - りんさん» 意外とこんな感じがキュヒョンに似合いそうな気がしました笑 (2017年8月2日 7時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - あはは〜ぎゅがナップンナムジャに(〃ω〃) (2017年7月31日 12時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - アハ、キュミンですねー(〃ω〃)ABブラザーズ(o^^o)楽しみ (2017年7月24日 8時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - りんさん» ゴタゴタしてますけど兄さんの気持ちはハッキリしてるので大丈夫だと思います･･･よ笑 (2017年7月21日 8時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - お嬢さん…兄さん大丈夫かな？不安、ヒロインちゃんも不安… (2017年7月20日 16時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2017年6月13日 6時
