story 60 ページ18
腕の中で啜り泣くA。
背中に回した手でトントンと･･･。
「泣くな」
A「･･･だって･･･ｳｳｯ･･･」
「なんで泣くんだよ」
A「･･････会いたかった･･･から」
抱き締めている腕ほど
俺の心の中は穏やかではない。
連絡がなかったあの時。
そして、嫌な噂を聞いた。
「このまま、ここにいるのか？」
A「･･･ごめん」
俺から離れると
事務所に向かって
中に入って行くA。
その背中に愛しさを感じながらも
まだ何とかして
気持ちを抑え込んでいた。
事務所に入ると
自分の部屋に通されて
Aらしく配置されたソファに座った。
Aが話すのを待つ間、
部屋を見渡す。
俺と離れている間も
ココで仕事してたんだな･･･
そんなことを思いながら。
A「あのね･･･日本で･･･俳優さんに･･･」
「見られた？」
A「･･･うん」
「･･････(*´Д`)ﾊｧ。なんで早く言わない？」
A「だって･･･負担になるから･･･」
「負担って･･･その時に俺に話してれば･･･」
A「いっぱい後悔したの･･･
あの時電話してれば･･･、
あの時打ち上げに行かなければって」
また涙を流すAに
胸が締め付けられる思いだった。
数分の沈黙。
その沈黙を破ったのは
俺のスマホの着信音。
画面には･･･マネヒョン。
「はえーな」
A「なに？」
「マネヒョン」
A「･････････」
「どうする？」
A「え？」
切れては鳴り
切れては鳴りを繰り返すスマホ。
それを無視して
Aに問いかける。
「俺はまだお前が好きだよ」
俺の言葉に
息を詰まらせて
見つめたA。
「どうする？
お前の気持ちがわからないと俺は動けないだろ」
A「･･･ジョンウン」
「ん？」
A「私を信じてくれるの？」
「そうだな。俺は単純だから」
A「傍に･･･居たい･･･大好きよ･･･ジョンウン」
よし。
向いに座っていたAを
抱き締めて耳元で囁くと
覚悟を決めて立ち上がった。
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さるるん(プロフ) - りんさん» 意外とこんな感じがキュヒョンに似合いそうな気がしました笑 (2017年8月2日 7時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - あはは〜ぎゅがナップンナムジャに(〃ω〃) (2017年7月31日 12時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - アハ、キュミンですねー(〃ω〃)ABブラザーズ(o^^o)楽しみ (2017年7月24日 8時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - りんさん» ゴタゴタしてますけど兄さんの気持ちはハッキリしてるので大丈夫だと思います･･･よ笑 (2017年7月21日 8時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - お嬢さん…兄さん大丈夫かな？不安、ヒロインちゃんも不安… (2017年7月20日 16時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2017年6月13日 6時
