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story 11 ページ11

『ヒョーーン!!イェソンヒョーーーン!!』






スタジオの外から
俺を呼ぶリョウクの声。








俺は何も言わず
その場から離れた。








「リョウク」

RW「ヒョン!!始まるよ!!」

「おー。行こう」

RW「ヌナは?」

「放心状態」

RW「やらしいなぁ。何したんだよ」

「ちょっとな」








俺は本気だ。








軽い気持ちじゃない。








即答で断られて
その事に気が付いた。








リハーサル中
いつの間にか戻っていたAは
俺達の周りで邪魔にならないように
写真を撮っていた。








MG「おい、イェソン」

「なに?」

MG「手、出すなよ」

「なんで?」

MG「大事な人材だから」

「カメラマンなんて他にもいるじゃん」

MG「あの人、有名なカメラマンなんだぞ。
賞もいっぱいもらってて、やっと契約できたんだ」

「ふーん」

MG「わかったな?」

「もう無理」

MG「お前なぁ・・・」








もう無理だ。








俺の本気に気付いたから。








さっきのキスを
思い返すと
胸の奥がチクチクと痛む。







LT「お疲れ様でしたーーっ!!」





トゥギヒョンがそう言って
疲れ果てたメンバーが
床に倒れ込む中
Aを探した。








でも、既にAはいなかった。









家に行ってみるか。









本気だと今日のうちに伝えないと。









「約束あるから、俺はココで」

そう言うとメンバーとは
別行動をとった。









Aのマンションに着いて
集合玄関からインターホンを鳴らす。









“ピンポーン、ピンポーン”








「いないのか・・・」




呟くとスマホを手に取り
メッセージを送る。








“今どこ?”








5分後、メッセージに既読が付き
返信が返ってきた。





“仕事で別の事務所にいます”







仕事かよ。








“いつ戻る?”

A“戻る?”

“家の前にいる”

A“深夜になると思います。帰って下さい”









「帰って下さい・・・・・・か」







春だけど夜はまだ肌寒い。








待てるかな・・・俺。

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さるるん(プロフ) - wakaさん» トゥギは洋食って感じがしなくて・・・笑。2nd公開しました。よろしくお願いしますm(_ _)m (2017年6月13日 6時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - りんさん» 幸せな時間はいつまで続くかな・・・。2nd公開しました。よろしくですっ!! (2017年6月13日 6時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - トゥギは味噌汁で落ちたかw (2017年6月10日 12時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - しばらく幸せタイムかな?兄さんソロバンザイ(//∇//) (2017年6月10日 11時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - りんさん» いつもありがとうございます。もう少し兄さんの幸せを続けたらと思いまして・・・2ndに続きます。よろしくお願いします (2017年6月10日 11時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さるるん | 作成日時:2017年5月2日 23時

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