story 98 -YS- ページ4
リハーサルを終えて
ウォニの元に向かう。
いつもの道を
運転しながら、その日は何故か
胸騒ぎがした。
｢ただいま｣
WH｢おかえり。お疲れさま｣
｢ん。シャワーしてくる｣
WH｢何か食べる？｣
｢んー、軽く｣
シャワーを浴びても
胸騒ぎは治まらない。
何かがおかしい⋯。
｢あーーー、スッキリした｣
WH｢⋯はい。あー、うん。それで。
⋯⋯パスポート？そうよね。了解。じゃあ、明日｣
俺に気付かず電話するウォニの背中。
パスポート？
｢何処か行くのか？｣
WH｢え？早かったね。別に｣
｢別にってなんだよ｣
WH｢軽く作ったよ。どうぞ｣
｢誤魔化すな｣
WH｢⋯⋯⋯⋯｣
｢パスポートってなんだ？ん？｣
胸騒ぎが治まらない
その理由がわかった気がした。
ウォニが何か⋯変だ。
｢おい。何か言え｣
WH｢⋯⋯⋯⋯｣
｢ウォニっっ!!｣
WH｢今度ね。今度、教えてあげる｣
｢今度ってなんだよ｣
WH｢今度よ｣
ウォニとは長い時間を
一緒に過ごしてきた。
前は気付かなかった事も
今では気付けるんだぞ。
隠しごとなんて
通用する訳がないだろ？
｢ウォニ｣
WH｢⋯⋯⋯アメリカ⋯行くの｣
｢アメリカ!?｣
WH｢そう｣
｢仕事？｣
WH｢違う｣
｢じゃーなに？｣
WH｢⋯⋯⋯ジョンウン。ホントにまた今度にして？
お願い。まだ話す準備ができてないの｣
準備ってなんだよ。
準備が必要な話ってなんだよ⋯。
｢こえーよ、ウォニ。
胸騒ぎがしてたんだ、今日ずっと｣
WH｢⋯ジョンウン｣
｢今、話してくれないか？｣
俺はウォニが話すのを
じっと待った。
でも話を聞いて酷く後悔した。
今度にすればよかった。
俺にも準備が必要な話だったから。
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さるるん(プロフ) - りんさん» 長らくお付き合い頂いてありがとうございました<(_ _*)>毎話、更新する度にコメントを頂いて、あぁ読んでくれてるんだなと実感しつつ嬉しかったです。また次の作品もよろしくお願いしますね☆ (2017年3月22日 23時) (
レス) id: 94f8af0061 (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - やーさんさん» コメントありがとうございますっ<(_ _*)>次回作を構想中です。また是非お立ち寄りください。 (2017年3月22日 23時) (レス) id: 94f8af0061 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - さるるんさんありがとうございます。お疲れ様でした。ヒョクチェの優しいところ、良かったです。ジョンウン、ウォニ登場も楽しみました。(*´-`) (2017年3月22日 8時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
やーさん(プロフ) - ヒョクちゃんとヒロインちゃん、ちゃんと通じ合えて良かった！兄さんカップルもハッピーエンドでホッとしました(//∇//)毎回更新が楽しみでした(^-^)可愛いお話し、ありがとうございました♪ (2017年3月22日 8時) (レス) id: da96cf2f67 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ヌナ、ジョンウンヒョン、2人が共に過ごしてきた、色々な事が、アドバイスの糧になってる(*´-`)ヒョクチェ、ヒロインちゃん頑張らなきゃね〜(*´-`) (2017年3月21日 7時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2017年2月5日 21時
