story 111 ページ17
ヒョクから電話があった翌日。
会議の為に朝から出勤して
昼前には会議を終わらせた。
久しぶりにヒョクに会える
そう思うだけで
胸は高鳴って踊り出すほど嬉しい。
⋯⋯のに。
｢お待たせ｣
満面の笑みで運転席の窓から
顔を出したのはドンへオッパ。
｢ヒョクは？｣
DH｢急用だってさ｣
｢何の連絡もないよ？｣
DH｢だから俺が来たんでしょ？｣
｢⋯⋯オッパ｣
DH｢はい。乗って｣
なんだか嫌な気持ちだった。
助手席に乗るのを躊躇っていると
運転席からドンへオッパが降りてきて
腕を取られて⋯⋯。
でも、乗りたくなかった。
｢ヒョクに電話してみる｣
DH｢いーよー。俺が怒られちゃうじゃん｣
｢でも⋯⋯｣
DH｢ほら、早く。来ちゃうよ｣
来ちゃう？誰が？
ドンへオッパ⋯⋯変だ。
｢帰る｣
DH｢えーー!!なんで？いいじゃん。
俺とデートしよーよー!!｣
｢デート？なんでオッパと？｣
DH｢んー。ヒョクの代わりかな｣
私が会いたいのはヒョクなのに⋯。
急用ってなんだろ⋯。
もう⋯⋯やだ。
？｢おいっっ!!!!ドンへっっ!!｣
DH｢あーあ。来ちゃった｣
｢ヒョク？｣
走って来たのか
少し汗ばんでるヒョクが
私の手を引くと
自分の後ろに隠すように立たせて
ドンへオッパと向き合った。
EH｢なんなの？お前｣
DH｢別に｣
EH｢後でゆっくり話そう。じゃーな｣
ドンへオッパに背中を向けると
そのまま助手席に押し込まれて
車は発進した。
｢ヒョク？｣
EH｢ビックリしたろ？ごめんな｣
｢どうしたの？急用じゃ？｣
EH｢急用？そんなのないよ。
先を越されたんだドンヘに。
アイツ、最近変なんだよ⋯⋯疲れた｣
｢走って来たの？｣
EH｢まさか。途中まではタクシーだよ｣
｢⋯⋯⋯やっと会えたね｣
EH｢A。ごめんな｣
伸びてきた手に
私の手が包まれて
全身の体温が上昇した。
この人はどうしてこんなに
私を幸せにしてくれるんだろう。
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さるるん(プロフ) - りんさん» 長らくお付き合い頂いてありがとうございました<(_ _*)>毎話、更新する度にコメントを頂いて、あぁ読んでくれてるんだなと実感しつつ嬉しかったです。また次の作品もよろしくお願いしますね☆ (2017年3月22日 23時) (
レス) id: 94f8af0061 (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - やーさんさん» コメントありがとうございますっ<(_ _*)>次回作を構想中です。また是非お立ち寄りください。 (2017年3月22日 23時) (レス) id: 94f8af0061 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - さるるんさんありがとうございます。お疲れ様でした。ヒョクチェの優しいところ、良かったです。ジョンウン、ウォニ登場も楽しみました。(*´-`) (2017年3月22日 8時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
やーさん(プロフ) - ヒョクちゃんとヒロインちゃん、ちゃんと通じ合えて良かった！兄さんカップルもハッピーエンドでホッとしました(//∇//)毎回更新が楽しみでした(^-^)可愛いお話し、ありがとうございました♪ (2017年3月22日 8時) (レス) id: da96cf2f67 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ヌナ、ジョンウンヒョン、2人が共に過ごしてきた、色々な事が、アドバイスの糧になってる(*´-`)ヒョクチェ、ヒロインちゃん頑張らなきゃね〜(*´-`) (2017年3月21日 7時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2017年2月5日 21時
