story 26 ページ28
ヌナは笑顔で出迎えてくれた。
WH｢コーヒーでいい？｣
頷いていつものソファ、
いつもの俺の場所に座る。
コーヒーを2つ持ってきたヌナも
いつも通り俺の横に座った。
WH｢ジョンウナ、浮気したの？｣
｢･･････うん。ごめん｣
WH｢そっかー、あの子が好きなの？｣
｢違うよっ!!･･･今は｣
WH｢今はか･･･｣
そこからヌナは何も言わなくなった。
コーヒーを飲み終わる頃
またヌナが話し始める。
WH｢言い訳もしないんだね｣
｢ごめん｣
WH｢実は知ってたんだぁ｣
「え？」
WH｢ヒチョルからジョンウンが
不穏な動きをしてるって電話があったから。
わかってたから、普段行かない事務所に
行ったの。あの子がいるのもわかってたし｣
何も言えなかった。
WH｢イェソン｣
｢イェソン？｣
WH｢終わりにしようね｣
涙をいっぱい溜めた目で
俺を見つめながら
笑顔でヌナが言った。
涙が溢れる
ヌナが本気だ。
どうしよう･･･。
｢ヌナ、ごめんね。
本当にごめん。
終わりになんて出来ないよ｣
WH｢わかるよね？
もうダメでしょ？
まだ、あの子がイェソンの中に
いるよね？私、耐えられないよ｣
｢忘れたから、
もう想ってないから
だから終わりにするなんて言わないで･･･｣
WH｢私は強くないから｣
｢ごめん･･･本当にごめん｣
WH｢私を守ってくれるんだよね？｣
｢そうだよ。守りたいんだ。だから･･･｣
WH｢だから、終わりにしよう｣
ダメだ。
ヌナの気持ちは傾かない。
俺は返事をしないまま
黙ってヌナの家を後にした。
返事をしないことで
まだ繋がっているとゆう保険を残した。
でも、終わった。
終わってしまった。
愛するヌナ、俺のヌナ
もう抱きしめられない。
宿舎に戻ると
待っていたメンバーたち。
HC｢どーなった？｣
｢ダメ･･･でした｣
そう言うと涙が溢れた。
俺が悪い。俺のせい。
自業自得だけど･･･。
HC｢もう寝ろ｣
真っ直ぐ歩けなくて
フラフラで
その場に倒れた。
その後の記憶はない
目覚めた時にはベッドにいた。
仕事は普通にこなす
なにもなかったように
笑い、はしゃぎ、歌い、踊る。
倒れてから
宿舎には帰ってない。
メンバーには帰って来いと言われてるが
帰る気になれなかった。
ヌナが日本に行ったまま戻らないと
人づてに聞いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 128人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まゆまゆ(プロフ) - しっかりしなさいキム・ジョンウン！ そしてこんなときこそ仲間を頼りなさい！あなたにはあなたのことを本気で心配してくれるステキな仲間がいるんだから。 (2015年2月15日 8時) (
レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - たちばなさん» そうですね･･･。ヌナはずっと一人で戦ってきてて、そこに現れて心に入り込んだイェソンの心変わりを感じながらも手放せないんです。弱い人なので･･･。 (2015年2月14日 17時) (レス) id: b5a15f7251 (このIDを非表示/違反報告)
たちばな - だってもう「私」ボロボロだもん。自分に置き換えたらどんなに好きでも嫌だなー。長々コメントすみません！ (2015年2月14日 10時) (レス) id: 84b82d7ccb (このIDを非表示/違反報告)
たちばな - 心が動くことは責められない。でもハッキリしない兄さんにイライラしました。揺れてる恋人を側で見てなきゃならない気持ち…兄さんはわかってない。「私」は最後は受け入れるんでしょうか。若くて魅力的な女の子に囲まれる恋人への不安が兄さんとじゃ解消できない… (2015年2月14日 10時) (レス) id: 84b82d7ccb (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - たちばなさん» イェペンならではの、キツいツッコミありがとうございます(´ヮ｀;)痛い目に合うかはこの先のお話で確認願います。更新頑張ります!!! (2015年2月13日 21時) (レス) id: b5a15f7251 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さるるん
| 作成日時：2015年2月4日 23時
