story 21 ページ23
あの後、Aから連絡があって
海までドライブに行こうと
決まった。
「じゃあ、行ってきます」
RW「安全運転でね」
「うん」
Aの家まで迎えに行って
いつもとは違う
細身のジーンズに薄手のパーカーを着た
Aと共に海へ。
昼過ぎには到着できた。
A「オッパ、波際まで行っていい?」
「いいよ」
A「オッパは待っててね」
「え?なんで?」
A「だって人がいるから」
「大丈夫だよ」
こういう時は下手に変装なんか
しない方がいいんだ。
キャップだけ被って
Aと手を繋いだ。
「寒くない?」
A「うん。へーき♪」
嬉しそうなA。
それを見てるだけで
僕もなんだか嬉しいよ。
「お昼はどうする?」
A「( ̄-  ̄ ) ンー食べる」
「ハハッ⋯それはわかってるよ」
A「そう?」
ぐるっと見回すと
小さなカフェが目に入った。
少し古そうだけど
大丈夫かな。
「あのお店で軽く食べよう」
A「うん♪」
“カラン カラン”
お店はレトロな雰囲気で
中はオシャレな家具で統一されていた。
壁際には大きな本棚があって、
落ち着いたクラシックが流れてる。
席に着くと
店員さんがやって来た。
店員「ご注文は?」
「何か軽く食べたいんですが⋯」
店員「サンドウィッチならありますよ」
「じゃあお願いします。
あと、僕はコーヒーを」
A「私は紅茶をお願いします」
店員「少しお待ち下さいね」
店員さんは
母よりも少し年上な感じの人だった。
A「ご夫婦かな?」
カウンターには年配の男性がいるのを見て
Aは小さな声で言った。
「そうだね」
A「なんだか、いいね♪」
「うん」
ゆっくりと時間が流れているような
そんな空気のお店。
僕とAは
軽く食事をした後
海の見える窓際の席に移動して
しばらく海を見ながら
語り合った。
日本に引っ越してから
苛められたこととか
会社に入っても
社長の娘だからと
先輩達に相手にしてもらえなかったことも。
「良く頑張ったね」
A「うん♪」
素敵な子に出逢えて
僕は嬉しいよ。
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さるるん(プロフ) - wakaさん» ありがとうございますっ!!思いついたら、すぐっ投下しますね♪ (2016年3月20日 14時) (レス) id: 94f8af0061 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - お疲れ様ー。また思いついたらスピンオフ書いてね!投下してね!待ってるからね!! (2016年3月19日 5時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - はなさん» ありがとうございますっっ!!シウォンの誠実なイメージがちゃんと描けてたでしょうか?素敵なんて言って頂けて嬉しいです!! (2016年3月18日 21時) (レス) id: 94f8af0061 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - わぁー!私もシウォナにプロポーズされたーい(*≧∀≦*)シウォナ、元気で頑張ってますかね?さるるんさん、素敵なお話をありがとう! (2016年3月18日 12時) (レス) id: 7bc3099548 (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - wakaさん» ありがとうございます(○´ω`○)ノ頑張りますっっ!! (2016年3月14日 0時) (レス) id: 94f8af0061 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さるるん | 作成日時:2016年2月11日 21時