story 46 -DH- ページ10
飛行機で通路を跨いで
隣の席になったイェソンヒョン。
いつものように
1枚セルカを撮って
SNSにアップしたかと思ったら
キャップで顔を隠して
寝てるフリをしているようだった。
｢ヒョク｣
EH｢なに？｣
｢イェソンヒョン、おかしくない？｣
EH｢そお？｣
｢朝からまだ一言も聞いてないんだ｣
EH｢･･･そう言えば、そうかも｣
｢なんかあったのかな？｣
EH｢ヒョン!!!イェソンヒョン!!!｣
ヒョクが呼んだのに
無反応･･･。
しばらくして
リョウクがイェソンヒョンの所に来た。
Aの記事が出てると
タブレットを持ってきたのに
やっぱり無反応。
RW｢ヒョン？｣
｢朝からずっとだよ｣
RW｢そうなの？
ヒョン、イェソンヒョン!!｣
無視してるのか
ただホントに寝てるのか･･･。
と、思ったら
イェソンヒョンがキャップを取って
呟くようになにか言った。
YS｢･･････｣
｢え？なに？｣
YS｢･･････｣
またキャップを深く被ったヒョンは
移動だけだったその日、
ホテルの部屋から出てくることはなかった。
そして何故か集まった
キュヒョンの部屋。
KH｢なんで？なんで、俺の部屋？｣
｢まぁ〜いいじゃん｣
KI｢で、なに？｣
｢イェソンヒョンが変なんだよ｣
KI｢そういえば･･･｣
｢今日、誰か声聞いた？｣
RW｢飛行機でボソボソ言ってたじゃん｣
｢ボソボソとかじゃなくて｣
RW｢明日のリハーサル、大丈夫かな？｣
｢空港でマネヒョンが誰かと電話してたんだ。
結局そうなったなって。
イェソン大丈夫かな？って｣
KH｢それって･･･別れたんじゃ？｣
重い･･･空気が･･･。
イェソンヒョン･･･別れたのかな？
あんなに大事にしてたのに･･･。
｢ヒョンのとこ行ってくる｣
ヒョクに止めとけって言われたけど
ヒョンに会いたかった。
寂しがり屋の俺にはわかるんだ。
ヒョンは今、1人になったらダメだ。
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作者名：さるるん
| 作成日時：2015年11月12日 6時
