story 41 ページ5
KH｢ヒョン、Aさんは？｣
｢事務所にいるだろ？｣
KH｢来ないって騒いでますよ｣
｢え？誰が？A？｣
胸騒ぎがして
電話を掛けた。
コール音しか鳴らない。
Aの声が届かない。
｢ダメだ。出ない｣
KH｢大丈夫ですか？｣
｢大丈夫･･･かな｣
一昨日は移動車に落書き。
昨日は車にトマトが飛んできた。
今日は何が起こるんだ？
きっと俺以上に
Aは何が起こるか不安で
夜も眠れないはず。
と、そこにスマホが震えた。
｢もしもし!!!A？｣
『オッパ？なーに？電話したよね？』
｢なーにって･･･今どこ？｣
『家だけど？』
｢今日は打ち合わせだろ？｣
『うん。え？今何時？』
｢10時｣
『えぇぇ〜〜〜!!!やばっ!!!寝坊した･･･。
オッパ、後でね。急がなきゃ!!!』
俺の心配を返せ。バカ。
｢キュヒョナ｣
KH｢はい？｣
｢寝坊だとよ｣
KH｢･･････｣
お仕置きだな。
疲れてるとは言え
寝坊で遅刻はダメだろ。
歌番組の収録とか出演以外
お互いのスケジュールでほとんど会えない。
昨日の夜はバラエティ番組の収録で
帰りついたとメッセージが届いたのは
深夜だった。
にしても･･･呑気だな。
そのくらいで丁度いいけど。
俺の心配をよそに
Aはサセンの攻撃も
同じアイドル達の陰口も
気にしていない様子のAに
俺は安心しきっていた。
でも、よく考えれば
気にしてないはずはなかったんだ。
俺が目をそらした･･･。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 250人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さるるん
| 作成日時：2015年11月12日 6時
