story 68 ページ32
Aの家にお泊まりして
そのまま現場へ直行。
｢おはようございます｣
ｽﾀｯﾌ｢イェソンさん、おはようございます｣
控え室に向かって歩いていると
後ろから羽交い締めにされた･･･。
怒る気にもならん。
DH｢あぁ〜〜!!!Aちゃんの匂いだっ!!!｣
｢うるさいっ｣
EH｢昨日はお泊まりですか？｣
｢まーな。とりあえず離せ｣
DH｢Aちゃん、元気？｣
｢おう。今リハやってるから、
後で見に行く｣
DH｢俺も行く〜〜♪｣
｢来るな｣
EH｢皆で行ったら喜びますよ。
ってか、俺達もリハーサルだし｣
そうだった。
久々にメンバーが集まるんだったな。
A、喜ぶかな。
仕事を終えて
事務所に着くと
Aがいるリハ室に向かった。
ドアの小窓から部屋を覗くと
泣きべそのAが見えた。
｢どーした？｣
先生｢イェソンくん｣
｢A｣
A｢オッパ･･･ｳｩ｣
｢泣くな。一緒に歌ってやるから｣
手を差し出すと
Aの小さな手が俺の手に乗った。
手を繋ぐと
先生が音を流す。
お互いの目線が絡み
お互いを想う気持ちが
歌となりメロディーとなって
形になった。
先生｢･･････やれば出来るのね｣
やらないわけじゃない。
まだ経験が足りてないAには
自信とか支えが必要なんだ。
｢本番は二曲共、
俺が一緒にステージにいるから｣
A｢ホントに？｣
｢出番を調整してもらった｣
A｢オッパ･･･ごめんね｣
｢初めての大きな会場だから
本番は緊張もするだろ？
誰か居た方がお前の為だから｣
A｢ありがとう｣
先生｢私よりイェソン君が教えた方が良さそうね｣
その後はメンバー揃って
リハ室にやって来て
Super Juniorのリハーサルが行われた。
俺もダンスとフォーメーションは
まだまだ練習が必要だな･･･ﾊｧ。
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作者名：さるるん
| 作成日時：2015年11月12日 6時
