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story 40 ページ4
｢大丈夫か？冷やす？｣
A｢大丈夫｣
車に乗り込んで
Aの顔を確認すると
その左頬は赤く熱を持っていた。
｢ごめん｣
A｢なんでオッパが謝るの？｣
｢もっとうまく断ればよかった｣
A｢どんな言い方をしても同じだよ｣
｢でも、ごめん｣
A｢シオン、本気だったと思う。
マネージャーしてる時、オッパに会ったって
嬉しそうに言ってたから｣
悪いことしてるみたいに言うな。
カップルで売り出したら
きっとこんなもんじゃない。
今まで、それでダメになる2人を
沢山見てきた。
どう守ればいいか
どう愛し続けたらいいか
俺もわからない。
不安を煽るな、A。
そして一ヶ月後。
Aはデビューした。
SMから待望の新人!!!
イェソンとコラボでCDデビュー!!!
歌番組にいくつか出るうちに
2人の仲が良すぎると噂になり
ついに付き合ってると公表した。
最初は俺に向いていた
ペンの矛先は
徐々にAに向き始める。
頼む。
A。
俺から離れて行くな。
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作者名：さるるん
| 作成日時：2015年11月12日 6時
