story 65 ページ29
スタジオに行くと
ディレクターを探し出して
捕まえた。
D｢あれ？イェソンさん？｣
｢どーも。お久しぶりです｣
D｢あー!!!後輩のグループの応援ですか？｣
｢Aに会いに来ました｣
D｢付き合ってるのホントなんだね･･･ﾊﾊｯ｣
｢Aがトラブってて
順番ずらせません？｣
D｢トラブル？え？そーなの？
ちょっと待ってね｣
他のスタッフの所に行き
少し話してから戻ってきたディレクター。
D｢大丈夫そうだよ。
えーっと3つくらいでいい？
今から1時間はあると思うよ｣
｢ありがとうございます!!!｣
D｢いいえ。Super Juniorには
世話になってるからね♪｣
急いで控え室へ戻ると
俺達のメイクがバタバタと
Aの所に走って来たところだった。
｢ヌナ、1時間後｣
ﾒｲｸ｢そうなの？全然余裕ね｣
｢頼むね｣
ﾒｲｸ｢入らないの？｣
｢俺を見ると泣くから｣
ﾒｲｸ｢可愛く仕上げとくね｣
｢よろしく｣
Aの控え室の前に目立つように
壁にもたれて立ってスマホを開いた。
？｢え？おはようございます｣
見るとEXO。
｢おう｣
BH｢ヒョン、何してるんですか？｣
｢見ればわかるだろ？｣
BH｢あれ･･･なんかありました？｣
｢まーな｣
BH｢っで、威嚇してるんですか？｣
｢まーな｣
BH｢し･･･失礼します｣
｢おう。頑張れ｣
そう。俺は今、威嚇している。
Aと同じ番組に出演する奴らに
俺が彼氏だぞと、わかりやすく
表示しているんだ。
前を通るアイドル達が
挨拶をしながら通り過ぎて行く。
そして、微かに聞こえた
犯人の声。
『バレたかな？ウチらって』
聞こえたぞ。
ってか誰だ？
チラッとスマホから
声の主の方へ目線を走らせると
･･･シオンだよな？
S｢イェソンオッパ♪｣
｢･･････｣
S｢お久しぶりですぅ♪｣
｢･･････｣
S｢オッパ？イヤホンしてるの？｣
馴れ馴れしく
耳に触れたシオンの手を
少し強めに力を入れて捕まえた。
S｢キャッ!!!｣
｢Aに何かしてみろ、許さん｣
シオンにしか聞こえないくらいの声。
シオンが一歩下がると
コーヒーを持っていたスタッフにぶつかって
Aと同じようなシミが衣装についた。
S｢やだぁ〜!!!｣
同じグループであろう何人かが
シオンの元に駆け寄り
連れて行った。
ざまぁみろ。
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作者名：さるるん
| 作成日時：2015年11月12日 6時
