続･その3ヶ月 -KH- (ページ9)

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story 9 ページ9

｢A？なにしてんの？｣

『今、帰ってきてこれからご飯だよー』

｢今日はなに？｣

『んーと、買い物してないからパスタかな』

｢俺も食いたい｣

『ﾌﾌｯ、今度ねーー♪』

毎日の日課。

夕方、Aの仕事が終わった頃に
電話してなんてことない話をする。

｢じゃ、俺まだ仕事だから｣

『うん。頑張ってね』

｢また、電話する｣

『はーい♪』

毎日電話をしていると
韓国と日本にいることを
忘れるほど
Aを近くに感じた。

RW｢また、Aちゃん？｣

｢あー、うん｣

RW｢いーなー｣

｢前より近くに感じるんだ｣

RW｢ふーん。羨ましいよ｣

｢ﾊﾊﾊｯ♪｣

何かの本で読んだことがある
恋をすると世界がバラ色になるって。

今ならわかる。

Aが居なくなって
色を無くした世界が
Aが戻ってきて
急に鮮やかに眩しくなったから。

2人で泣きながら話した
あの電話から既に2週間。

スケジュールが詰まってて
日本には暫く行けそうにない。

マネヒョンに頼んでみたけど
いとも簡単に却下されたし･･･。

早く抱きしめたい。

こんなにも愛してることを
直接伝えたい。

久々にメンバーが集まって飲み会。

HC｢キュヒョナ｣

｢はい？｣

HC｢幸せか？｣

｢はぁまぁ･･･｣

SD｢会えないけど幸せだよなぁ？｣

｢そうですね｣

メンバーとの話の話題に
Aが普通に登場して
いつも何を話してるんだとか
いつ会いに行くんだとか
言われることがほんのり嬉しかった。

SD｢来週、ドンヘとヒョクは日本だろ？｣

EH｢はい｣

SD｢会ってきたら？Aちゃんに｣

｢なっ!!!なんでですかっ？？｣

DH｢いいね。連絡先教えてよ｣

｢嫌ですっっ!!!｣

EH｢そームキになんなって。
様子見てくるだけだよ｣

｢そんな報告聞きたくありませんっ!!!｣

(*￣m￣)ﾌﾟｯ

アハハハハッッ!!!

なんだか皆に爆笑された･･･。

YS｢貴重なキュヒョン見たな｣

KI｢なかなか取り乱さないからな｣

YS｢うける･･･｣

このヒョン達はまったく･･･(´ヮ｀;)