続･その3ヶ月 -KH- (ページ26)

今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:131,220 hit

story 26 ページ26

日本から戻って
降り立った空港。

｢イェソンヒョン｣

YS｢なんだ？｣

｢ウォニヌナの所に行くんですか？｣

YS｢まーな｣

｢一緒に行っていいですか？｣

YS｢どーぞ｣

早く会いたい。

早く抱きしめたい。

YS｢たっだいまー!!!｣

俺もいいかな？

｢ただいま｣

･････････。

YS｢ってまぁ、いないんだけどな｣

｢えぇっ？｣

YS｢2人共、お仕事｣

そっか･･･そうだよな。
まだ15時。

早く帰って来ないかな･･･。

YS｢なんか飲むか？｣

｢あ、はい｣

この広い空間に
イェソンヒョンと2人･･･。

違和感しかない。

どっちでもいい
早く帰ってきてっ!!!

『ただいまー♪』

リビングの扉の向こう
玄関から聞こえた
待ちに待った
この淀んだ空気を清浄してくれる人。

WH｢ジョンウンっ!!!おかえりー♪｣

YS｢んー、ただいま♡｣

WH｢キュヒョンもおかえり｣

｢ただいま｣

イェソンヒョンにくっついたまま
首だけ俺の方に向けて
とりあえずの挨拶。

WH｢キュヒョナ｣

｢はい｣

WH｢今日、A遅いよ｣

｢そうなの？｣

WH｢今、忙しいみたい｣

｢じゃー宿舎に戻ろうかな｣

WH｢待ってる？｣

｢いや、お邪魔だろうし帰る｣

YS｢すごーく、邪魔だけど居ていいぞ｣

｢それ･･･どっちですか？｣

YS｢さぁな｣

｢帰ります｣

YS｢送るぞ｣

｢いや、大丈夫です。
ヌナ、遅くてもいいから
帰ったら電話するよう伝えてもらえる？｣

WH｢ん、わかった｣

残念な気持ちを残して
ウォニヌナの家を後に
タクシーで宿舎に戻った。

他のメンバーは
食事にでも出たのか
誰もいなかった。

部屋に入り荷物を片付けながら
Aの連絡を待つ。