story 15 -HC- ページ15
ジョンスからソンミンの
衝撃的な話を聞かされた。
自分だけじゃ止められないから
協力して欲しいと。
仕事終わり、スマホを確認して
１人控え室を出ようとしたソンミン。
ジョンスと2人。
少し話そうと持ちかけた。
使われていない控え室。
嫌がるかと思ったが
素直に着いてきたソンミンと
3人で椅子に座った。
｢さて、お前の話を聞こうか？｣
SM｢なにもないよ｣
｢何もないことないだろ？
このまま見過ごせる訳もないしな｣
SM｢ヒョン｣
｢なに？｣
SM｢僕はいけないことしてるんだ。
そんなのわかってるよ。
メンバーを巻き込む気はない。
だから知らないフリしててよ｣
｢わかってるならやめろ｣
LT｢お前も辛いだろ？｣
SM｢今は彼女に求められなくなる方が辛い｣
｢ミンソクヒョンの噂は知ってる｣
SM｢え？｣
｢外に女が何人もいて、
A社長とは仕事のパートナーだって｣
LT｢そうなの？｣
俺は顔が広いから知っていたんだ。
彼女の苦しみを知っていた。
でも、そんな夫婦もいるだろうと
なんとなくそんな軽い認識だった。
ただし、メンバーが関わるなら
話は別だ。
｢このまま、どうするんだ？｣
SM｢どーもしないよ｣
｢中途半端ならやめろ｣
SM｢中途半端なんかじゃない。
僕はAを愛してるから｣
｢ソンミナ、それは本当に愛なのか？｣
SM｢どういう意味ですか？｣
｢欲を満たしたいだけじゃないのか？｣
SM｢ﾊﾊｯ･･･それなら僕から連絡する。
僕からは絶対に連絡しないんだ。
僕はただ彼女の心の隙間を
埋めてあげてるだけだから。
会っても抱かない日もあるしね｣
ジョンスの顔を見ると
項垂れていた。
そうだろうな･･･。
ジョンス、もうソンミンは
止まらない。
何かが起こる前にと思ったけど
もう、何かが起こらないと止まらない。
ソンミンは笑顔で
｢じゃー行くね｣と行って
きっと彼女の元に向かった。
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作者名：さるるん
| 作成日時：2015年4月26日 15時
