story 2 ページ2
LT｢ソンミナーー!!!｣
｢はい｣
LT｢うわっ!!!いたの？｣
真後ろにいる僕を
イトゥクヒョンは呼んでいた。
それはもぅ大きな声で。
｢なに？｣
LT｢コンサートのリハーサル。
入り時間が早まったって。
1時間早く行ってもらえる？｣
｢了解｣
なんだかよくわからないけど
早く行けと言うなら
早く行くさ。
仕事だからね。
他のメンバーみたいに
我が儘言ってスタッフを困らせたり
僕はしない。
我が儘を言うのは簡単だけど
僕は言わないんだ。
それが僕だから。
｢お早うございます｣
？｢お早うございます｣
見たことない
女性のスタッフ。
？｢ソンミンくん･･･だよね？｣
｢はい｣
？｢Aです。はじめまして｣
Aと名乗ったその女性は
薄化粧でもハッキリとした目鼻立ちで
白いフレアスカートが良く似合う
ステキな女性だった。
コンサートのグッズを取り仕切る会社の
社長さんで、僕のネーム入のグッズの確認に
早めに呼ばれたらしい。
A｢ソンミンくんのイメージに合うように
作ったんだけど、気に入ってもらえるかな？｣
｢見せてもらっていいですか？｣
A｢どうぞ。お願いします｣
テーブルに並べられたグッズ。
｢どれもいいですね｣
A｢ほんと？よかったー!!!｣
そんなに？ってほど喜んでくれたAさん。
嬉しそうに
幸せそうに僕を見ながら
グッズを１つづつ説明してくれた。
傍に行くと
優しい香りがして
グッズより僕はAさんが
気になってしょうがなかった。
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作者名：さるるん
| 作成日時：2015年4月26日 15時
