傍で夢を･･･ -YS-

story 13 ページ13

やっとのことで全員の
着替えとメイクが終って
私の作品、完成!!!




｢お疲れ様、ジュン｣

J｢おぅ。今までで一番大変かも･･･｣

｢確かに･･･でも、やりがいあるね｣

J｢そうかなぁ･･･｣





実際に袖を通してもらって
立体的なスタイルが把握できたから
次はもっといいものが作れそう。




｢さて、行きますか｣

J｢どこに？｣

｢店舗｣

J｢はい？｣

｢ジュンに任せようと思って
店舗の準備してたの。
内装が完成したらしいから
見に行かなきゃ!!!｣





目が点だけど･･･大丈夫かな？この子。
まぁやる時はやる子だから
大丈夫よね。
このために連れて来たんだもん。





SuperJuniorの方は
他のアシスタントに任せて
一週間後にオープンする私の店舗に
足を運んだ。






｢お疲れ様でーす♪｣

？｢あー、Aちゃん!!!待ってたよ｣

｢すいません。任せたままで｣

？｢大丈夫、大丈夫｣





内装の工事を請け負ってくれた
キムさん。
店舗の場所探しから
内装までフルで手伝ってくれた。



K｢どお？第一印象は？｣




全体を見回す。




｢うん♪完璧です!!!
私のイメージにすごーく近いです｣

K｢直すところあったら言って｣

｢はい｣





そんなに広くはないけど
スタッフ3人はいるかな。





｢ジュン｣

J｢ん？｣

｢あんたの店なんだからね。
よろしく頼んだよ!!｣

J｢いーの？｣

｢信用してるから。
私の感性に一番近いし。ね｣

J｢頑張るよ｣






日本で知り合ったジュンとは
もう4年の付き合いになる。

まだデザイン学校を出た頃は
生意気で自分のスタイルしか受け入れなかった。
でも、自分の枠を出てみると
センスもよくて仕事も早い。
デザイナー志望だけど
まだ若いし修行したいって言う
ジュンの申し出もあって韓国に連れて来た。




4才も年が下だけど
経験も浅いけど信用できる。


なにより子供の頃家の事情で
韓国に住んでたから
韓国語がペラペラだしね♪




店でキムさんとジュンの3人で
あーでもない、こーでもないって
話し込んでたら、
辺りはすっかり闇に包まれていた。

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