愛されたい -YS- 編集終了 (ページ35)

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story 35 -YOU- ページ35

またヒチョルが《彩》に来てると
弟の航平から連絡があって
あんまり会いたくないけど
出向くことにした。

HC｢ヌナ、おっす!!!｣

｢どーしたの？｣

HC｢いいの？このままで｣

｢仕方ないでしょ？｣

HC｢仕方ないか･･･

俺らは犯罪者か？
それとも、坊さんか？
好きな女に好きとも言えない。

ヌナ、アイツも辛いんだ。
受け止めてやってよ。
ヌナが我慢して耐えてやってくれないかな？｣

｢･･････何をすればいいの？｣

HC｢そうこなくちゃ!!!｣

ジョンウンに手紙を書くよう言われて
素直に書き綴った。

まだ忘れられないこと。
私にとってはイェソンではなく
いつもジョンウンだったこと。

手紙を受け取るとヒチョルは
嬉しそうに帰っていった。

そしてあの呟きに、生放送。

ジョンウンに会いたい･･･。

IN｢オンニ、どーするの？｣

イナに単刀直入に聞かれて
返事に困った。

IN｢素直になったら？色々考えずに｣

｢素直になんて･･･｣

会いたいと口にしたら会えるの？

愛してると口にしたら愛されるの？

一緒にいたいって口にしたら
許してもらえるの？

違う･･･そんな簡単じゃない。

ジョンウンを辛くさせてるのは、私。
日本人で年上の私。

どーにもならない現実を目の前に
突き付けられて
私はもがくことも、足掻くこともできない。

ごめんなさい。

せめて謝ることができたらいいのに･･･。