story 33 -EH- ページ33
ヒョンが事務所で泣き崩れて
俺たちは本気なんだと
改めて知った。
メンバーみんな、
どう声を掛けたらいいのか
分からなかった。
ヒョン‥‥。
あれから2週間がたった。
リビングでヒチョルヒョンが
テレビを見ている。
なんの番組だ？真剣に見てるけど･･･。
HC｢おい、ヒョクチェ
ちょっと来てみ｣
｢はい？なんですか？｣
指さしたテレビに
“来週のゲスト：SuperJunior
(イトゥク•ウニョク•シンドン)
イェソン 復帰!!!”
と書いてある。
｢あー来週でしょ？
ヒョンも出たいんですか？｣
HC｢これ、生放送だよな？｣
｢はい。確か｣
HC｢いいこと、思い付いちゃった〜♪｣
なんだか急にご機嫌なんですけど？
この人は良くわからないから……。
ほっておこう。
HC｢コラコラッ!!!
どこ行くんだよ｣
｢まだ、なにか？｣
HC｢これ、見てみ｣
ヒョンはポケットから
手紙を取り出した。
“Dearジョンウン fromウォニ”
おっと〜〜〜!!!
｢ヒョン！これ！どうしたんですか？｣
HC｢昨日、やっと会えたんだよ
《彩》に通って。
伝えたいことあるんじゃないんすか？
って、言ったら
手紙預けてくれたんだわ｣
｢イェソンヒョン、喜びますよ!!
あ、内容によるか。｣
HC｢内容は間違いない!!!｣
｢は？なんですか、その自信｣
HC｢あの人も同じだったの!!!
イェソンと同じ!!!
死人みてーだったよ……｣
だろうな。
何回か一緒にご飯食べたけど
2人共、幸せそうだった。
ヌナのあんな幸せそうな笑顔
初めて見たし。
HC｢お前のスマホ、Twitterある？｣
｢はい。ありますよ。｣
HC｢よしっ!!!
じゃあ付いて来い。
作戦2回説明するの面倒だから
イェソンの部屋の前で
お前は聞いてろ。
っで呼んだら、入ってこい!!!｣
また、何を考えてんだか。
HC｢お〜〜〜い!!!
傷心青年っ(｡･ω･)ﾉﾞ｣
(´Д｀)ﾊｧ…。
呆れたもののドアの外で話を聞いていて
この人、すげぇと思った。
なんも考えてなさそうなのに
ヌナに手紙もらいに行ったり
ずっと考えてんだろうなと思って
心から尊敬した。
でも……それ以上に
イェソンヒョンの反応が
笑えるんだけど。
HC｢おいっ！入ってこい!!!｣
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作者名：さるるん
| 作成日時：2015年1月17日 0時
