愛されたい -YS- 編集終了 (ページ31)

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“チャリリンチャリリン♪”

｢もしもし｣

WH『ジョンウン？何してる？』

｢今からテレビだよ｣

WH『何時に終わるの？』

｢今日は早いかな｣

WH『じゃあ家来れる？』

｢うん。そのつもり♪｣

超幸せだぜ♪

KH｢ヒョン、ニヤケ過ぎです｣

いいの、いいの。
だって幸せだからね～。

あれから何度唇を重ねただろう
なんど夜を共にしただろう
なのに俺の思いは膨らむばかり
あまりにも好きすぎて
愛しすぎて、不安になるくらいだ。

お泊りの次の日
俺は歌のレッスンで事務所のスタジオに
ヌナの家から向かった。

事務所の建物にに入ると松木がいて
なんだか胸騒ぎがした。

何しに来たんだ、あいつ(*￣-￣)

歌のレッスンが終わると
マネヒョンに呼ばれて
俺だけ別室に連れていかれた。

扉を開けるとそこには
松木...とヌナ。
なんだ？この状況は、なんなんだ？

俺が席に着くと
松木がテーブルに写真をぶちまけた。

ヌナを車に乗せている俺
家の前でキスしてる俺
朝、ヌナの家から出勤してる俺
それを見送るヌナ
帽子を目深にかぶり
映画館に入る俺とヌナ

松｢俺、近づくなって言いましたよね？｣

俺はヌナを守ってなかった
守られてたんだ。

松｢もう二度とうちのヨンに
会わないでください!!!｣

松木がヌナの腕を掴み
部屋から出ていくのを
俺は必死で止めようとした。

｢すいませんっ!!!
もう二度とこのようなことがないように･･･｣

ガツッ!!!
WH｢松木っ!!!!!!｣

MG｢言わせてもらいますが、
こちらのセリフです。
うちのイェソンに手を出さないで下さい
日本人でしょ？
かなり年上ですよね？｣

｢ヒョン!!!!!!｣

WH｢申し訳ありません。
私が軽率でした。
今後はもう会いません。
ご迷惑おかけしました｣

ヌナの声が震えていた。

ダメだ。
このまま離れたらダメだ。

ヌナが行ってしまう。

MG｢ここまでだ、イェソン｣

｢いやだ、いやだよ。
ヒョン。俺頑張るから
もっと頑張るから。頼むよ‥‥｣

涙が止まらない。
ヌナが行ってしまう。
追いかけなきゃ。

でも俺は力尽きた。
その後トゥギヒョンか迎えに来て
｢帰ろう｣そう言った。

俺のスケジュールは全てなくなった。
宿舎から出られない。
スマホも取り上げられた。

ヌナが恋しくて泣くしかなかった。

ごめん。
ヌナ、ごめん。
俺、傷つけた。
一番傷つけたらダメなのに。
ごめん。