story 27 ページ27
その日俺はラジオ局にいた。
キュヒョンとリョウクと
先輩のラジオ番組にゲストで
呼ばれていた。
何曲か歌って
トークもソツなくこなし
2時間があっという間だった。
帰りの車の中。
マネヒョンが運転するその後ろに俺。
一番後ろのシートに
キュヒョンとリョウク。
さて、今日の報告を・・・
KH「またヌナですかぁ〜?」(๑¯ω¯๑)
「悪いかよっ!!!」
なんとでも言えっ。
俺は今すごぉ〜〜〜く幸せだからね(* ̄- ̄)
RW「イェソンヒョン」
「なんだ?」
RW「‥‥‥‥」
「なにっ?」
KH「そんな怒ったら話せないでしょ?」
「‥‥なんだよ、早く言え」
RW「後輩のグループのPVのシナリオ
ヌナの先生に依頼されたの知ってます?」
「あー、聞いた」
RW「じゃあその話、なくなったのも
知ってます?」
「は?なんで?」
RW「俺が言ったんじゃないですよっ!!!
いいですか?俺に怒らないで下さいね!!!
作家が日本人だから、断ったそうです。
しかも騙されたとかなんとか
騒いでるって聞いた・・・よ」
リョウクは申し訳なさそうに
急いで吐き出した。
ヌナが泣いてる姿が目に浮かぶ。
あんなに笑ってたのに。
「マネヒョン!!!
急いで宿舎に行って!!!」
MG「ダメー。まだ取材が残ってるだろ?」
KH「落ち着いて下さい。
とりあえず、電話してみたらどーです?
てか、ヌナが先生じゃあるまいし‥‥
えっ?先生はヌナ?
ヌナは先生なんですか?」
「ややこしい言い方をするな!!!」
“トゥルルル トゥルルル”
何回鳴らしても出ない。
メールに返信もない。
ヌナが泣いてる。
どこかで1人で泣いてる。
“トゥルルル トゥルルル”
『はい』
「イナヌナ?ウォニヌナどこにいますか?」
『イェソン君?
今日は家に篭って執筆してるはずよ』
「ありがとうございます!!!」
KH「スケジュール全部終わってから
行きましょう」
取材は心ここにあらずで
何を答えたか覚えていない。
早く、早く、ヌナに会いに行かないと!!!
スケジュールが終わった時
すでに21時を回っていた。
宿舎に着くなり
駐車場に向かう。
「俺も行きましょうか?」
キュヒョンが動揺してる俺を
気遣ってくれたけど
「大丈夫」そう言って宿舎を後にした。
不安な気持ちを抑えて
ヌナの元へ急ぐ。
一人で泣くな。頼むから・・・ヌナ。
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作者名:さるるん | 作成日時:2015年1月17日 0時