愛されたい -YS- 編集終了 (ページ25)

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story 25 -YOU- ページ25

仕事で日本に行くことが決まった日。

ジョンウンからの電話。
今まで無視してたのに
ふと声が聞きたくて、電話をとった。

『ヌナ？』

｢ジョンウン｣

『やっと出てくれたね』

｢･･････｣

『あ、俺今台湾なんだ』

｢そっか｣

『次は日本に行くんだ』

｢あ、私も･･･｣

『ん？なに？』

思わず私も日本に行くと
言いそうになってしまった。

『お土産なにがいい？』

｢え？あ･･･なんでも｣

『あー、もう行かなくちゃ』

｢うん｣

『電話、出てくれてありがと』

たいした話しはしてないのに
ありがとうなんて･･･

それを聞いて胸が熱くなる私も
これしきのことにありがとうと言えてしまう
ジョンウンもどうかしてる。

日本での仕事。
打ち合わせで使ったホテル。

雑誌への連載をすることになり
打ち合わせをしていたスタッフと
雑談をしていると、
私にとって少し嬉しい情報が舞い込んだ。

ｽﾀ｢先生SuperJuniorって知ってますか？｣

｢知ってるけど？｣

ｽﾀ｢ここに泊まってるらしいですよ｣

ホテルに入るときに見た
あの若い子達の集団は
そーゆーことだったのね。

ジョンウンがいる･･･。

嬉しいけど急いで離れよう。
ここで会ったら、気持ちを持ってかれる。

地下の駐車場で
車に乗り込む直前だったのに
見つかった･･･ドンヘに。

DH｢あーーーー!!!ヌナーー!!!
なんで？え？なんでココに？日本だよ？｣

｢そーね。仕事よ｣

DH｢えー!!!そーなの？偶然だねー!!!｣

｢ほんとね(*´ω｀*)｣

DH｢ヌナっ!!!ご飯行こっ!!!もう仕事終わったんだ｣

｢んーー。いいよ｣

ドンヘが嬉しそうで
断れない･･･よね。

って言う言い訳。
本当はジョンウンに会えるかも？という
淡い期待を抱いていた。

案の定、ジョンウンに会えた。

顔を見て、声を聞いて、
やっぱり好きだと確信して
私の気持ちはもう止まらないかもしれない。

食事を終えてホテルに戻ると
渡したい物があるとジョンウンに
言われて、部屋の前まで行くことにした。

エレベーターで手を繋がれて、
私の胸にあったかいものが染み渡っていく。

この手に繋がれていたい･･･。

ホテルの廊下で待っていた時も
手に残った温もりを離すことができなかった。

ジョンウン、
私は好きになっていいのかな？

受け入れていいのかな？